お歳暮とお年賀の違いは?両方贈るか、どちらかだけでいいのか?

年末年始は、お歳暮やお年賀など、
贈りものをすることが増える時期ですね。

贈る相手は普段お世話になっている人だったり、
両親や義理の家族などさまざまだと思います。

お歳暮とお年賀の違いきちんと理解していますか?
私はぜんぜんわかってなかったぁぁぁ。。。
お年賀って何?状態。

しかも、年末年始は何かと忙しく、
出費も増える時期だから
「短い期間に2回も贈りものをするのは正直きつい・・・
だけどどっちかだけでは失礼なのかな?」と
悩みます。。。

そこで今回は、お歳暮とお年賀の違いについてや、
贈る場合は両方贈るべきなのかどちらかでいいのか?など、
義理の家族などに贈る際は特に失礼のないように
それぞれの意味合いなどを理解しておこうと
お歳暮とお年賀について調べてみました。

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お歳暮とお年賀は意味合いが少し違う

お歳暮もお年賀も、どちらもお世話になった方へ贈るもの
としては一緒なのですが、
贈る意味合いや性質が少しずつ違っているのでご紹介します。

贈る意味合いの違い

まず、お歳暮は1年の締めくくりとして、
「1年間お世話になりました」と
感謝の気持ちを込めて贈るものです。
贈る相手は、仕事関係の方や恩師、両親などが一般的となっています。

お年賀は、お正月になると
各家庭に訪れるとされていた「歳神様」へのお供えが由来です。
それが現代では、新年の挨拶の際に持っていく
手土産の事をお年賀と呼ばれるようになりました。
贈る相手は両親や親戚、義両親など近しい関係の方が主です。

更に、お年賀のみの注意点なのですが、
こちらはどちらかが喪中の場合は贈りません。
新年のお祝いに関係するためです。
手ぶらでの訪問は気が引けると思うので、
この場合は、お年賀として渡さず、
のしなどを付けずに手土産を渡しましょう。

参照ページ:喪中にやってはいけないこと

贈る時期の違い

先ほどお伝えした通り、
お歳暮は1年の締めくくりということで、年末に贈ります。

具体的な期間は、12月頭から12月20日頃までが一般的とされています。
これより遅くなってしまうと、
年末はバタバタと忙しい時期なので、
マナー違反となってしまうので注意してください。

お年賀に関しては、
お正月の三が日である1月1日から1月3日の間が一般的ですが、
三が日の間に訪問できなくて過ぎてしまった場合でも、
7日の松の内までは「お年賀」として贈ることが出来ます。
それを過ぎる場合は、
1月8日から2月3日の間であれば
表書きを「寒中見舞い」や「寒中お伺い」に変更して贈ることが出来ます。

贈る方法の違い

お歳暮の贈り方は、宅配でも手渡しでも、どちらでも問題ありません。

お年賀は、お歳暮とは違い、
宅配はNGとなっています。
なので手渡しで贈るのがマナーとなっているので気を付けましょう。

両方贈るべきか?

相手の習慣や考えに合わせる

それでは、お歳暮とお年賀は両方贈るべきか、
どちらかでいいのか?
についてなのですが無理に両方贈る必要はありませんが、
一般的には両方贈るものという認識が良いです。

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お年賀は宅配はNGですよね。
なので、年始に訪問する予定がない場合は
お歳暮のみで構いません。

また、年始に訪問する予定があるならば、
お歳暮は贈らずに、お年賀を少し高めの金額で渡すか、
お歳暮を贈り、訪問の際も何か手土産は持っていくと良いかと思います。

ですが、これには色々な場合があり、
贈る相手の考えにもよるところがあるので
一概にどちらかだけで良いとは言えません。
それぞれの家庭によって贈り物に対する意識や習慣は違うかと思います。

「家族同士で贈り物は結構、気持ちだけで良いよ」
というところや、
「うちではお歳暮の方を重要視するからお年賀はいらない」
逆に
「お年賀だけで良い」
や、
「お歳暮もお年賀もきちんと贈るべき」
という考えの人もおり、さまざまだと思います。

なので、両親や義家族などには
両方贈るものだと考えておくのが無難かなとは思います。
義両親がどういう考えなのかわからない場合は、
配偶者や義家族など、
相談しやすい人に前もって聞いておくと良いですね。

金銭的に予算が厳しい場合

予算的な問題で両方贈るのが厳しいという方は、
それぞれに合った金額設定で良いと思います。

親へのお歳暮の、一般的な相場は5,000円、
お年賀は3,000円となっていますが、
そこまで出せないという場合は
お歳暮は3,000円、お年賀は2,000円にするなどしても良いです。
お歳暮は、1年の締めくくりということで
特別視されているので、
金額はお年賀より高めにすることは覚えておきましょう。

お歳暮もお年賀も、長く続けていくものなので、
お互いの負担にならないよう
無理なく贈れる方法で良いと思います。

お年賀の「のし」について

お歳暮やお中元ではのしは当たり前だと思いますが、
お年賀に関してはどうするのか知らない方もいるのではないでしょうか。

お年賀も、のしは必要になります。
水引は紅白の蝶結びです。
のしの表書きは上段に「御年賀」または「御年始」で、
下段に自分の名前を入れます。

夫婦の連名を入れる場合は、
まず夫のフルネームを入れて、
夫の名前の横に妻の名前を書くのが一般的な書き方となっています。

最近ではお年賀は手土産感覚のような感じで、
両親など親しい相手にはのしなしで渡すという方も
いらっしゃるみたいですが、
基本的にはのしはつけるのがマナーなので覚えておきましょう。

まとめ

お歳暮とお年賀については、

・お歳暮は1年の締めくくりとして宅配or手渡し、
お年賀は新年の挨拶の時に直接渡す。

・場合によって異なるが、基本的には両方渡す。

・金銭的に両方は厳しい場合、合計の予算を決めて贈る。

・お年賀ものしはつける。

以上のようなマナーがありました。

ですが、マナーに縛られすぎてしまうと
お互い疲れてしまうので、
あくまでも感謝の気持ちを伝えるものだということを忘れず、
気持ちが一番大切だと思います。

マナー、基本的な事を知った上で
臨機応変に相手の気持ちを考えて贈り物が出来たら良いですね。

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