富士山標高の覚え方は皆南無だが登山ルートによって山頂の高さが違う!

富士山の高さの覚え方は皆南無で3776メートルと覚えているが、果たしてどの登山ルートで行っても同じ標高の地点にたどり着くのでしょうか?

山頂といっても一面フラットであるはずがないわけで、火口周辺はデコボコしています。
どうすれば3776メートルの地点にたどり着けるのか?
また山頂は何県なんでしょうか?
いろいろ富士山にまつわる疑問がわいてきたので調べてみました。

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富士山の高さの覚え方はミナナム

富士山の高さの覚え方で有名なのが皆南無(みななむ)=3776で
3776メートルと覚えている方はたくさんいると思います。

皆で、富士山を拝もう(南無阿弥陀仏)ってイメージだと思います。

では、標高3776メートルのポイント、地点はどこなんでしょうか?
山頂が一面フラットになっていると思っていますか?

富士山の山頂の高さは登山ルートによってバラバラ

4つの登山ルートがありますが、

最も人気のある吉田ルートの頂上の高さは3710メートル

須走ルートは吉田ルートと途中合流するので頂上は同じく3710メートル

御殿場ルートの頂上の高さは3700メートル

富士宮ルートの頂上の高さは3720メートル

えっ、3776メートルじゃないの?
と思った先にあるのは、お鉢巡りという
体力を使い果たした登山者にとっては地獄のコースが待っています。

富士山 高さ 覚え方
※クリックすると拡大します

参考ページ:登山ルートで異なるマイカー規制に要注意

富士山の3776メートルの地点は?

各登山ルートで頂上についた時には、かなりの体力を消耗していると思いますが、
さらに、そこから約60メートルほどの高さを登ることでほんとうの頂上にたどり着くことができます。

最後の力を振り絞り目指す地点は剣ヶ峰になります。
そこには、国土地理院が管理している二等三角点(標高 3775.63メートル)があり、

富士山 標高 覚え方
出典:https://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/ohachimeguri.shtml

電波信号で測量できる電子基準点(標高 3777.5メートル)も設置されています。

富士山の高さ 覚え方
出典:http://www.gsi.go.jp/chubu/tokusetsu-minichishiki1-3.html

富士山高さ覚え方

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出典:http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2002-0912.html

富士山の頂上は何県?

先ほどのお鉢巡りの地図をみれば登山ルートで
吉田・須走ルートなら山梨県、
御殿場ルート、富士宮ルートなら静岡県、
そして剣ヶ峰は静岡県と思われるかと思います。

富士山標高覚え方

しかし、実は境界未確定地なんです。
と言うのは、富士山山頂は富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)の私有地なんです。
富士山の8合目以上は、浅間大社の境内とされています。

そして、山頂にある神社
富士山頂上浅間大社奥宮
富士山頂上久須志神社
は同じ系統の神社になります。

公式ページはこちら

富士山は徳川家康の所有地

まだ廃藩置県が実施されていない江戸時代には
富士山は徳川家康が所有していました。

そして1606年に富士山本宮浅間大社に寄進されたと言われています。

しかし、明治時代に一度は国有地になっています。

富士山8合目以上の土地は国のものか、それとも富士山本宮浅間神社(静岡県富士宮市)のものか―。日本のシンボル、富士山頂の所有権をめぐっては過去、法廷闘争にまで発展した。

明治政府は、全国の浅間大社の総本宮、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)が境内として管理していた山頂を太政官布告などによって国有地に編入。政教分離の新憲法施行により、宗教活動に必要な土地の無償譲与が決まったが、一部しか認められなかったため神社側が提訴。以来、行政訴訟は最高裁まで争われ、決着がついたのは実に17年後のことであった。

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『甲斐史学』という歴史学会報がある。1960年6月1日発行の第10号は、歴史家・上野晴朗氏の一文を載せている。その中に、山頂所有権をめぐる論争が紹介されている。それによると、「新憲法で祭政が分離させられたため政府は宗教団体を国家的に保護できなくなった。そこで富士宮市の富士山本宮浅間神社が戦前に政府から無償貸与されていた富士山頂国有地は、国の管理に移った」という。

これに対して、同神社の佐藤東宮司は1948年4月28日、大蔵省に対して「富士山頂は本社が宗教活動をするうえに必要であるから八合目以上122万6千坪を譲与してほしい」という申請書を提出した。この国有地譲与申請をめぐって議論百出し、国民の関心を集めた。大蔵省はこの申請に対して、浅間神社が宗教活動を行ううえに必要な地域として4万5千坪を払い下げることにした。ところが神社側は「本宮、山宮、奥宮の3社が一体となって構成されているのだから、山頂(奥宮)は当然全域が神体である」として訴訟に持ち込んだ。

1957年2月のことである。裁判は「宗教活動上の必要」と「国有とする公益上の必要」の有無が争われた。1962年3月、名古屋地裁は神社側の主張を認める判決を言い渡した。「国有にしておくべき公益上の必要は認められない。8合目以上の全部を神社に譲与すべきである」。この判決に、山梨県側は恐怖した。それでなくとも、静岡県と山頂所有を争ったばかりであった。「入山料を取られるのではないか」「富士山は山梨の山ではなくなってしまう」「富士山を観光拠点としてやっていく予定が崩れてしまう」-

それまでも、富士山頂私有化反対県民大会、富士山頂私有化反対国民大会などを、日観連、国立公園協会、全国森林連、日本風景協会、自然保護協会といった団体を動員して開いてきた。が、一審の後は、1960年に富士吉田市議会が山頂払下げ反対決議をし、山頂国有化の立法措置を政府に要請した。

しかし1967年、二審の名古屋高裁は、公益上国有地とすべき土地を一審判決より増やした形で神社側を勝訴とした。そして、決着は最高裁に持ち込まれることになった。1974年4月9日、最高裁第三小法廷における判決は「いわゆる神体山として信仰の対象とされている山岳などは、宗教活動に必要なものに当たる」と述べ、神社側の主張をほぼ認めた形となった。判決の中で、国側が国有とすべき理由として挙げた「国民感情や、まだ具体的計画がない文化、観光など公共の必要性」はその主張を退けられた。

ただし、判決によって山頂は神社の所有地になったものの、気象庁の山頂観測所など国の必要な土地は除外しており、これら施設が立ち退く必要はなかった。

判決確定後、国と神社の間の手続きは長年宙に浮いていたが、2004年12月になって財務省東海財務局が、神社の所有権を認めた30年前の最高裁判決に基づき、土地を無償譲与する通知書を神社に交付した。譲与されたのは、富士山8合目以上の土地404万5800平方メートルのうち、富士山特別地域気象観測所(旧富士山測候所)や登山道、山梨県道富士上吉田線などを除く約385万平方メートル。

土地譲与が長年遅れた理由について、東海財務局は「譲与には移転登記が必要だが、富士山頂は山梨、静岡両県の県境が未確定で土地表示がなく、登記できなかった」と説明。県境問題に進展がないため、神社側の要請を受けて先に譲与手続きを済ませることにしたという。

なお、富士山頂をめぐっては山梨、静岡両県の境界問題は依然、未解決のままである。

出典:https://www.fujisan-net.jp/data/article/1069.html

富士山の合目とは?

「富士の研究」という書物に5つの説が述べられています。

・富士山は枡に入れた米を地上にあけたときの形に似ているので、桝目を用いて一里を一合とした。

・梵語の『劫』が『合』に変化した。つまり、富士登山の苦しさを人生の苦難にみたて、その難しさを劫数⇒合目で表した。

・富士山の祭神はコノハナサクヤヒメという女神であるので、生命誕生、胎生十ヶ月を十号に分けた。

・山頂のことを御鉢といい、仏教用語でもおそなえする米を御鉢料と言うところから、米にたとえて『合』で区分した。

・昔から洪水の水量をたとえるのに『何合何勺』の水といったので、これにあてはめた。

「合目」という言葉を選んだのは上記の説があるようですが、
昔から10で区切ることがよくあったので、
登山口から山頂を10分割してスタート地点を1合目、山頂を10合目と呼んだよう。

とは言っても、等間隔な標高で分割されるわけではないようで、
富士山に至っては、各登山ルートで○合目の標高はバラバラです。

吉田ルート

頂上 3710メートル
九合目 3600メートル
本八合目 3400メートル
八合目 3020メートル
七合目 2700メートル
六合目 2390メートル
五合目 2305メートル

須走ルート

頂上 3710メートル
九合目 3600メートル
本八合目 3370メートル
八合目 3270メートル
本七合目 3140メートル
七合目 2920メートル
本六合目 2620メートル
六合目 2420メートル
須走口五合目 1970メートル

御殿場ルート

頂上 3700メートル
七合九勺 3300メートル
七合目 3040メートル
六合目 2830メートル
新六合目 2590メートル
新五合目 1440メートル

富士宮ルート

頂上 3720メートル
九合五勺 3550メートル
九合目 3400メートル
八合目 3220メートル
元祖七合目 3030メートル
新七合目 2790メートル
六合目 2490メートル
五合目 2400メートル

要するに、10分の何合目まで登ってきたから、あと少しだ!がんばろう!!と
目安にすればいいんだなと思います。

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