10円玉はNGで100円玉はOKって、お賽銭の正しいやり方ってあるの?

先日、初詣で神社やお寺でお参りする際、
お賽銭に10円を入れようとしたら
息子に注意されました。。。
100円玉にしとけばって。。。

えっ、なんで、息子の方が
おさいせんに詳しいの?って
ちょっとショックでしたが、
それより、なんで10円はダメで、
100円はOKなのか、
そっちの方が謎で、
いろいろ調べたくなりました!

実は、恥ずかしながら、
私はお賽銭のやり方を知らなくて、
前の人がやっているのを見て、
見よう見まねでなんとなくやっていました。

今まではそれでなんとなくやってこれましたが、
日本人の大人として、
お賽銭の正しいやり方くらい
知っておきたいなと思いました。

お賽銭の金額っていくらくらいお供えしていますか?
今までは特に気にしたことがなかったのですが、
実はお供えする金額にも意味があるということを
今更知って焦っております・・・

ということで今回は、
お賽銭のやり方やお供えする金額の意味
などについて調べてたことをシェアします!

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お賽銭の金額には意味がある!いくらが良いの?

10円玉はNGで100円玉はOKって、お賽銭の正しいやり方ってあるの?

お賽銭はいくら入れたら良いの?
と迷ってしまうことありますよね。

金額にはそれぞれ意味があるそうで、
良い意味を持つ金額と、
良くない意味を持つ金額があるので、
私のようにこれまで金額に関しては
特に気にしていなかったという方は、
もしかしたら良くない意味の金額を
お供えしてしまっていたかもしれませんね。

これからは失敗しない為に
金額の意味をざっくりでも知っておくのが
良いと思います!

良い意味を持つ金額

5円:「ご縁がありますように」という意味です。

5円×2枚(10円):「重ね重ねご縁がありますように」という意味です。

5円×3枚(15円):「十分ご縁がありますように」という意味です。

5円×4枚(20円):「良いご縁がありますように」という意味です。

5円×5枚(25円):「二重にご縁がありますように」という意味です。

5円×6枚(30円):「安定と調和のとれたご縁がありますように」という意味です。

5円×7枚(35円):「再三ご縁がありますように」という意味です。

5円×8枚(40円):「末広にご縁がありますように」という意味です。

5円×9枚(45円):「始終ご縁がありますように」という意味です。

5円×10枚(50円):「五重のご縁がありますように」という意味です。

5円×11枚(55円):「いつでもご縁がありますように」という意味です。午後に投げるとご縁があると言われています。

5円×21枚(105円):「十分にご縁がありますように」という意味です。

5円×23枚(115円):「いいご縁がありますように」という意味です。

5円×25枚(125円):「十二分にご縁がありますように」という意味です。

5円×97枚(485円):「四方八方からご縁がありますように」という意味です。

21円または31円:割り切れない数字ということから「恋愛継続」や「夫婦円満」に良い意味です。

1万円:1万円は「円万」と言われており、
このことから「円満に通ず」という意味です。

良い意味を持つ金額は
こんなにもたくさんありました。

5円×〇枚と書きましたが、
全て5円玉でなければいけないわけではありません。
50円玉などを使っても問題ありません。

お賽銭の10円玉は注意!

しかし、10円硬貨に関しては
「遠縁」と言われているので、
縁から遠ざかってしまうという意味を持つ為、
10円玉単体ではお賽銭に使わない方がいいかと思います。

お賽銭の100円玉は問題なし!

お賽銭でいちばん入れられているのは、
5円玉ではなく、実は100円玉のようです。
財布に、1枚は入っている硬貨で、
手軽に使える額だからお賽銭として使われるようです。

100%のご縁があるようにという
意味をもたせて入れられますので、
良い意味をもつ金額でもあります。

良くない意味を持つ金額

5円×13枚(65円):「ろくなご縁がない」という意味です。

5円×15枚(75円):「なんのご縁もない」という意味です。

5円×17枚(85円):「やっぱりご縁がない」という意味です。

5円×19枚(95円):「これでもご縁がない」という意味です。

500円玉硬貨:「これ以上効果(硬貨)がない」という意味です。

金額の意味も考えると、
お賽銭の金額は高ければ良いというわけではない
というのが分かりますね!

お供えする金額は、
いくらが一番良いというものはなく、
自分がこれくらいお供えしたいと思った金額が良いです。
お賽銭は、金額よりも気持ちが大切だということですね。

神社やお寺で参拝時、お金をお供えする時は?

お賽銭は気持ちが大事ということなので、
お供えする金額はそんなに高額でなくても良いということでしたが、
それでもお札を納めたいという場合もありますよね。

神社やお寺でとてもお世話になったから、
感謝の気持ちとこれからも良い関係を築いていきたいからということで
お札を納めるという方もいらっしゃるかと思います。

神社でお金をお供えする時は表書きをする

お札をお供えする場合に関しては、
小銭のようにそのまま賽銭箱に投げ入れるのはNGです。
出来れば新札を用意し、
白い封筒に入れます。


封筒には名前と住所も書きましょう。
そして封筒ごとそのまま賽銭箱に入れます。
一緒にお賽銭の小銭も入れて
清めの音を立てると良いです。

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しかし、お札の場合少し高額になりますので、
スリに合ってしまう危険性もありますよね。
なので、お札の場合は賽銭箱に入れるのではなく、
社務所に預けるのも良いかもしれませんね。

※知ってました?
意外と知らないのでたくさんの読者に読まれているページ
八幡宮、天満宮、稲荷社と神社・神宮の違い

ちょっと待って、神社とお寺でお賽銭のやり方が違う!?

神社とお寺でお賽銭のやり方は
少し異なるみたいです!
知ってました?

神社とお寺でお賽銭のやり方が違う

神社でのお賽銭の正しいやり方

1.賽銭箱の前で、軽く15度くらいで一礼します。

2.鈴を鳴らします。

3.お賽銭を入れます。

4.2回深く(90度)お辞儀をします。
そして2回拍手をし、
拝んだ後に一礼します。
これを二拝二礼二拍手と言います。

5.最後にもう一度軽くお辞儀をします。

鈴を鳴らすタイミングに関しては、
お賽銭を入れた後でも
どちらでも大丈夫だそうです。

鈴を鳴らすことの意味は、
鈴の音で身を清めるといった意味合いがあります。
そして拍手は邪気を払うという意味があります。

お寺でのお賽銭の正しいやり方

1.賽銭箱の前で45度のお辞儀をします。

2.鐘楼(しょうろう)や鰐口(わにぐち)があれば鳴らします。

3.線香やロウソクがある場合はあげます。

4.お賽銭を入れます。

5.手を合わせて拝み、
お題目を唱えます。
(お題目はお寺によって
表示されているので
それを確認してください。)

6.最後にお辞儀をします。

神社とお寺のお賽銭のやり方で、
大きな違いと言えば拍手をしないことですね。

拍手は神様への敬意の意味もあるので、
お寺ではしてはいけないです。
どちらもお参りしていると
ごちゃごちゃになってしまいますが、
お寺では拍手はしない!
ということだけでも覚えておきましょう。

また、お賽銭の入れ方ですが、
神社、お寺ともに基本的には投げたりせずに
そっと入れるようにします。

投げ入れて音を立て、
清めるという考えもあるようなので
絶対いけないというわけではないようですが、
お賽銭箱から離れた場所から投げ入れることはNGです。
しかし、初詣などでは特に、
賽銭箱の周りは混みあっていて
お賽銭箱の前に行くのも一苦労かと思います。
遠くから投げ入れたりしなければ、
お賽銭を入れる際の立ち位置は
正面からでなくても構いません。

神社とお寺でお賽銭の意味合いが違う!

神社とお寺でお賽銭の意味合いが違う

神社とお寺でお賽銭のやり方には
少し違いがありましたが、
お賽銭の意味合いに関しても違いがあります。

「お賽銭ってお願い事を聞いてもらう為に入れるお金じゃないの?」という風に思っている方も少なくないかと思いますが、
神社でもお寺でも、
お賽銭はそのような意味ではありません。

神社においてのお賽銭の意味とは

神社でお賽銭は、
お供えとしての意味を持っています。

元々はお金ではなく、
その年に収穫したものを
神様に感謝するという意味を込めて
お供えしていたそうです。

だんだんと物のやり取りが
お金で行われるようになっていき、
お供えするものもお金に変わっていきました。
なので、その名残から
今でも神社のお参りでは
野菜やお米などを
お供えするという人もいるみたいなのです。

要注意!参考ページ
稲荷神社に行ってはいけない人

お寺においてのお賽銭の意味とは

お寺では「邪気を払う」
「厄を落とす」
「修行」といった意味があります。

お金は色々なところを巡り巡って、
たくさんの人の手に渡った後に
自分のところへやってきます。
なので、場合によっては良くないものもやってくるかもしれませんよね。

そのことから、
お金と一緒に自分についた
邪気を払うという意味
お賽銭を入れるのです。

また、「修行」というのは、
お金に対する執着を落とすという意味からです。
仏様にお金を捧げることで
お金に対する執着を捨てる為だという風にも考えられています。

神社では、「いつもありがとうございます。」
といった感謝の気持ちを込めて
お賽銭をお供えし、
お寺では「邪気を払い、お金への執着も捨て、修行に励みます」といった意味を込めています。

このことから、
お寺でのお賽銭は
少し自分にとっては無理をしているくらいの金額が目安だと言われています。
しかし、お賽銭は高ければ良いというわけでもないので、
お寺に関してはお金への執着を捨てる修行であるという意識で
お金を入れるということだけで問題ないと思います。

正しいおさいせんのやり方まとめ

お賽銭の金額は
高ければ良いのではなく
気持ちが大切だということでしたね。
10円玉は使わないほうがいいです。
100円玉はまったく問題ないですが、
5円玉を使っていい意味を持つ金額で
お賽銭を入れてみてはいかがでしょうか。

また、神社とお寺で
お賽銭のやり方が少し違ったり、
お賽銭の意味合いが違うということがわかりました。
神社では二拝二礼二拍手で、
お寺のお賽銭は拍手はしないことを
覚えておいて下さい!

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