近年の夏は、本当に暑くて暑くて日々が億劫になりますよね。
年々、暑さが増している気がします。
エアコンをかけてればいいんですが、毎日使用していると電気代もばかになりません。
そんな夏の暑さ対策で、電気代にエコな冷風扇を使用している方、これから冷風扇の購入を考えている方、湿度のことが気になっている方も多いのでは?
そんなお悩みをお持ちの方に、冷風扇の湿度問題を含めたメリット・デメリットや本当に涼しいのかなどをシェアします!
冷風扇と冷風機は違いますので、冷風機に関して詳しく知りたい場合はこちら
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冷風扇の仕組み
冷風扇とエアコンの冷房を同じように考えている方がいるかもしれませんが、冷風扇と冷房は全く別物で原理が違います。
エアコンの冷房は熱い空気を外に出し、冷たい空気を室内に入れることで、部屋の温度自体を下げて涼しくするものですが、冷風扇はこのように部屋の温度を下げるわけではありません。
水を含ませたフィルターに送風ファンで風を送り、気化熱で”体感温度”を下げるのが冷風扇の仕組みなのです。
言葉に表すと難しく思えますが、要は、打ち水や夕立ちと同じ原理です。
打ち水をすると、水が気化して涼しく感じますが、それと同じで、水を含ませた空気を送り出すことで涼しく感じる風を出すのが冷風扇なのです。
出展:https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/549674.html
冷風扇で湿度が上がる!?
先ほど説明した通り、水を含ませたフィルターを通して風を送り、涼しい風を作り出している冷風扇ですが、ご想像通り、その過程で湿気を排出しています。
つまり、”湿度が上がっている”ということです。
そのため、閉め切った部屋で冷風扇を使用していると湿度は上がり続け、涼しくなるどころか、どんどん蒸し暑くなってしまいます。
そうならないためにも、冷風扇を使用するときはドアや窓を開け、空気を循環させることが大切です。
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窓を閉め切ったまま使用していたり、空気を循環させることを怠ると、カビなどを発生させる原因になってしまうのでこまめな換気や手入れが必要になることを覚えておきましょう。
エアコン代わりになれる?冷風扇のメリット
・体を冷やし過ぎない
エアコンの冷房がかかった部屋に長時間居たり、エアコンの風を直接あびると体が冷え過ぎてしまったり、だるくなったりします。冷風扇は空気を冷やすものではないので、エアコンの冷房と違い、体への負担が少なくなります。
・電気代が安い
エアコンをつけっぱなしにしている夏の電気代は、かなり上がってしまうのではないでしょうか。
冷風扇はなんと、エアコンの10分の1の電気代で使用できるのです。
かなり、経済的ですよね。
参考ページ:冷風機の電気代はやっぱり激高!
冷風扇って本当に涼しい?デメリット
・温度を下げるわけではない
冷風扇は、あくまで涼しく感じる風を送り出すものであって、部屋の温度を下げることはできません。そのため、かなり気温の上がってしまった室内では冷風扇の効果はほどんどないと思った方がいいです。
・湿度による問題
冷風扇は閉め切っていると湿度を上げてしまうと説明した通り、使い方によっては逆に蒸し暑くなってしまったり、カビの原因となってしまうこともあるので充分に注意が必要です。
まとめ
暑い夏を乗り切るために様々な道具に頼っていますが、冷風扇の使い道は見つかりましたか?
気温や湿度によってエアコンと使い分けて使用したり、工夫をすることで電気代を節約することも可能です。
冷風扇を上手に活用して、より快適な夏を過ごせると最高ですね。
こちらも要参考>>エアコンがつけられない部屋の効果的な扇風機の使い方