LCCは、とても運賃が安くて気軽に利用しやすい飛行機ですよね。
しかし、台風の影響で欠航となってしまった場合、
きちんと対応してもらえるのでしょうか?
安いからこそ、そういうとこ不安になりますね。
そこで今回は、
欠航になってしまった場合のLCC各社(Peach(ピーチ)、ジェットスター、春秋航空日本(Spring Japan))の対応や、
欠航した時の乗り切り方などについてお話しします。
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LCC各社の欠航になった時の対応
LCCとは、Low Cost Carrierの略称です。
格安航空会社の事ですね。
無料サービスの廃止や機内設備を簡素化するなど、
サービスを簡略化する事で運行費用を低くする事を実現しました。
国内線を運航しているLCCは四つあります。 ・Peach Aviation(ピーチ・アビエーション) ・ジェットスター ・バニラエア ・春秋航空日本(Spring Japan)
サービスが簡略化されているということで、
大手航空会社では無料で受けられるサービスが
有料となっているので、
後からお金がかかってしまう事もあります。
また、荷物の預かりなど、ほとんどの場合必要になるサービスでも、
LCCの場合は有料となるか、
または無料で受けてもらえる枠が少なくなっています。
そしてLCCは機体の数が限られており、
どこかでトラブルが発生しても
代替機を用意出来ないということもあります。
よって、一度トラブルが発生すると
次々遅延となってしまう為、
LCCは遅延が多い!というイメージが強いのではと思います。
では、台風などの影響で欠航が決まってしまった場合の
LCCの対応はどのようなものなのか、
四社の対応をそれぞれご紹介します。
Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)の場合
Peach公式HP 変更・取消・払戻のページを見ると
台風などによる欠航の場合について記載されています。
運航状況についても、HPにて確認が出来ます。
欠航時の対応は、振替と払い戻しで、
手続きはコンタクトセンター、
または空港カウンターで行えます。
・Peachの他の便への振替
(他社便は不可)
・払い戻し
クレジットカードで支払いの場合
支払いをしたカードの口座への払い戻し、
またはピーチポイントでの払い戻し。
コンビニまたはインターネットバンキングで支払いの場合
銀行振り込み、またはピーチポイントでの払い戻し。
銀聯、Alipay(アリペイ)で支払いの場合
支払いをした口座への払い戻し、
またはピーチポイントでの払い戻し。
Yahoo!ウォレットで支払いの場合
Yahoo!ウォレットによる払い戻し。
全額ピーチポイントで支払いの場合
ピーチポイントでの払い戻し。
クレジットカードとピーチポイント併用で支払いの場合
クレジットカードで支払い分をカードの口座へ払い戻し、
残額はピーチポイントで払い戻し。
払った通貨建てのポイントを戻されます。
注意点は、別々の航空券で購入した乗り継ぎまたは往復旅程に関しては、
いかなる理由においても補償はされないとのことです。
また、他社便への振替や代替交通手段の補償や遅延、
欠航に伴い発生した宿泊費や交通費についても補償はされません。
他の便への振替は、
予定便出発予定日の翌日から起算し、
10日以内の空席のある便へ振替が可能です。
振替の手続きが可能な期間も、
予定便出発予定日の翌日から起算して10日以内となっています。
台風による欠航以外の予約変更時の対応に関しても、HPにて確認出来ます。
ピーチコンタクトセンター
電話:0570‐200‐489
営業時間:9時から18時(月~金)
ジェットスターの場合
ジェットスターHP お問い合わせの前にのページに、
欠航となった場合の対応について書かれています。
ジェットスターは、欠航となった場合はメールで連絡があります。
そして、便の振替も返金も対応しています。
・空席のある後続便に振替
・状況によっては返金
クレジットカードによる返金は、
クレジットカードの締日によって異なるが、
翌月、翌々月の明細で確認出来るそうです。
また、銀行口座への返金の場合は約1か月程度かかるみたいです。
また、ジェットスターに関しては、
予約した運賃タイプによっては特別な補償がされます。
通常運賃の場合は先ほど紹介した振替または返金対応のみです。
ですが、Plus/Max運賃タイプで予約している場合、
台風の影響でも理由を問わず欠航や6時間以上の遅延が発生し、
払い戻さずにジェットスターの振替便や、
ジェットスターが手配する交通機関を利用した場合
定額の見舞金を支払ってもらえます。
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ただし、出発の12時間以上前に欠航、遅延が決定した場合は例外となります。
見舞金を支払ってもらうには、後日請求書を提出します。
見舞金は、「Starter Plus」は10,000円、
「Starter Max」は20,000円となっています。
ですが、見舞金の対象になる欠航や遅延は全体の約1%未満と、
まあまあ低いですよね。
払い戻しの予定は絶対になく、
見舞金が受け取れるほうが安心だから!
という方は利用してみるのもいいかもしれません。
振替、返金の手続きの方法は、
空港スタッフ、またはコールセンターにて対応してもらえます。
ジェットスターコールセンター
電話:0120‐9347‐87
カスタマーセンター
電話:0570‐550‐538
PHSの方:050‐3163‐8538
営業時間:(日本語対応)9時から21時/(英語対応)24時間
春秋航空会社(Spring Japan)の場合
春秋航空会社も運航状況をHPで確認出来、
欠航となった場合は振替、払い戻しが可能です。
(遅延の場合も同様です。)
・便の振り替え
遅延・欠航となった対象便の搭乗日より
7日以内の空席のある同区間で、
春秋航空会社の便のみ無料で変更が出来ます。
・払い戻し
こちらは遅延・欠航となった対象便の搭乗日より
30日以内に申し込みをします。
必ず30日以内に手続きを完了しなければ払戻はしてもらえないです。
Spring Japanコールセンター
春秋航空日本が運航する成田発着便に関するお問い合わせ
ナビダイヤル:0570‐666‐118
営業時間:9時から17時30分(年中無休)
耳や言葉が不自由な方へのファックスサービス
0476‐27‐5605
営業時間:9時から17時30分(年中無休)
日本コールセンター
春秋航空が運航する
上海⇔茨城・大阪(関西)・高松・佐賀・名古屋・札幌(新千歳)・東京(羽田)路線に関するお問い合わせ
ナビダイヤル:0570‐666‐188
FAX:0476‐27‐5605
E-mail:info@sss-airlines.com
営業時間:9時から17時30分(年中無休)
以上が四社それぞれの欠航時の対応でしたが、
どこの会社も「払い戻し」と「振替」が共通してました。
欠航になった時どう乗り切る?備えも大事!
欠航となってしまったら、
仕事の場合色々なところに連絡しなきゃ
とか
旅行だったらこの後の予定どうしよう
とか
何から考えたらいいか分からなくなって焦ってしまうと思います。
ですが、まずは「払い戻し」か「振替」の
どちらの対応をしてもらうかを考えるのがいいと思います。
払い戻しの場合は、空港にいれば、
そのままカウンターに行けば対応してもえらえます。
ただ、欠航となって払い戻しを求める方達で混雑している場合は
コールセンターを利用するといいです。
台風で欠航となる場合、
ほとんどの航空会社の便も欠航となっていると思うので、
払い戻しをしてもらって別の交通手段を考えるか、
振替便を選んで次の乗れる便を待つしかないかと思います。
振替便の場合、台風の影響ということで
次の便はいつになるかも分からず、
長い時間待たなければいけなくなる可能性が高いです。
台風の多い時期に飛行機を利用する予定がある人は、
欠航となった後だけの行動を考えるのではなく、「備えも」必要です。
例えば、もし欠航しても大丈夫なように
余裕をもって予定を組むこと、
「飛行機遅延費用補償」のある旅行保険に加入するなどです。
これだけでも安心感が違いますよね。
台風の時は、常に万が一のことを考えて、
欠航になった時どうするかをいくつか考えておくのがいいですね。
LCCは欠航が多いの?
LCCは、台風に限らず、遅延や欠航が何かと多いイメージじゃないかなと思います。
ネットの検索でも、LCCと入れると遅延や欠航の文字が目立ちます。
ですが、統計上の欠航率だけを見れば
大手航空会社とLCCに大きな差はないみたいなのです!
こちらのサイトに欠航率からランキングにしたものがのっていました。
このランキングを見ると、
LCCは遅延は多くても、欠航は少ないということが分かりますね。
ですが、LCCはローカル線が少なかったり、
それぞれ細かい条件は変わってくるので、このデータが全てではないです。
LCCは欠航が特別多い!ということはなく、
どの航空会社も飛びぬけてここがいい、悪いはないと思いました。
なので、LCCだから準備しておかなければいけないというよりは、
どこの航空会社を利用する場合でも、
台風シーズンには備えが必要になると思っていた方がいいですね。
まとめ
最低限のサービスで、お安く飛行機を利用したいという方には
台風の多い時期であれLCCがぴったりだと思います。
LCCを利用して欠航になって困ったという時、
この記事でお役にたてれば幸いです。