出産の入院準備リストに書かれている産褥ショーツですが、初めての出産だとどれくらい必要なのか分からず戸惑いますよね。
あっ、産褥の読み方は「さんじょく」です。
病院によっては生理用ショーツでも代用して良いというところもありますが、どちらを選べば良いのでしょうか?
私の場合は帝王切開だったので、産褥ショーツはとっても助かりました。
そこで今回は、産褥ショーツは入院の時何枚くらい用意したら良いのか?ということや、生理用ショーツとの違いなどについて私の体験談とともにご紹介します。
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産褥ショーツは何枚必要?
必要な枚数は、悪露の量や洗濯してくれる人がいるかどうかなどによって変わるので個人差があります。
たくさん準備したけど2枚しか使わなかったという人もいれば、2枚じゃ足りなかったので家族に追加で買ってきてもらったという人もいます。
頻繁に洗濯して持ってきてくれる人がいるなら2〜3枚あれば十分ですが、そうでなければ入院の日数分あると安心です。
ちなみに入院日数は自然分娩で平均6日、帝王切開で7日〜10日くらいです。
私の場合は帝王切開だったので9日間入院し、実際に使用したのは4枚くらいでした。
出産は何が起こるか分からないものなので、自然分娩を予定していても緊急帝王切開になることもあるので、病院に洗濯機がなかったり頻繁に洗濯して持ってきてくれる人がいないのであれば多めに用意しておいた方が安心です。
また、病院が用意してくれることもあるので、その場合は何枚支給されるのか確認しておきましょう。
支給されるのが2〜3枚であれば、自分で用意しなくても足りる方もいますが、用意するとしても1〜2枚で十分です。
産褥と生理用ショーツとの違いは何?
産褥ショーツは出産後の「悪露」の手当てのために作られています。
生理用ショーツと同じように防水や撥水加工されているショーツですが、生理用ショーツとの大きな違いはクロッチ部分がマジックテープで開閉できるようになっています。
なので、起き上がらなくても横になったまま看護師さんがパッドを取り替えたりすることが出来るようになっています。
また、分娩前に何度も内診を行うので病院によっては出産前から着用するように言われることもあります。
ただ、絶対に必要なものというわけではなく、生理用ショーツでも代用出来るからいらないのでは?とも思いますよね。
産褥ショーツを使う一番のメリットは寝たままでもパッドを取り替えて貰ったりすることが出来る点だと思いますが、そのほかにもいくつか良い点があります。
産褥ショーツのメリット
・股上が深い
産褥ショーツは股上が深くなっており産褥パッドの大きさにきちんと対応しています。
生理用ショーツだとパッドがはみ出してしまうことがあります。
・診察の時に楽
入院中は傷や悪露の状態などを確認するために医師の診察が毎日あります。
自分で動けるようになれば生理用ショーツでも問題はないですが、産褥ショーツは診察の度に脱がなくても良いので楽です。
・撥水加工がしっかりされている
生理用ショーツよりも、撥水加工されている布の面積が広く、腰のあたりまでしっかり撥水加工がされています。
長時間パッドを交換できなくても漏れる心配があまりありません。
産褥ショーツのデメリット
・使用期間が短い
入院中に関してはメリットがたくさんありますが、退院すれば生理用ショーツでも問題ないです。
1枚の相場は800円となっており、入院中しか使わないわりには高いなという印象ですよね。
・マジックテープの部分が当たると痛い
入院中しか使わないのは勿体無いので退院後も産褥ショーツを使用していたのですが、悪露の量が減ってきて小さいパッドを使うようになると、マジックテープの部分が当たって痛いなと思いました。
産褥ショーツはいつまで必要?
悪露はおよそ4〜6週間続きますが、私の場合は自宅に戻ったら生理用ショーツにしました。
退院後は自分が使いやすい方で良いと思います。
悪露の量がそれほど多くない方であれば、入院中の2〜3日だけ使用して残りは生理用ショーツという方もいます。
私の場合は悪露の量が多かったので、普通の生理用ショーツよりも安心ということと、診察の時に楽なので入院中は産褥ショーツだけを使っていました。
また、産褥ショーツは妊娠8ヶ月頃から準備しておきましょう。
出産の時までは必要ないですが、出産はいつ何が起こるか分からず、予定日よりも早く陣痛が起こることもあります。
なので、入院準備は早めに行うことをおすすめします。
産褥ショーツの選び方
色々あってどれが良いかわからないですよね。
選ぶ時に最低限チェックしておきたいことをご紹介します。
・通常タイプと全開タイプがある
通常のタイプは、先ほどからご紹介しているクロッチ(股の部分)がマジックテープで開くようになっているものです。
全開タイプは、クロッチ部分だけでなく下腹部も横に開くようになっているので、帝王切開で出産した場合はお腹の傷の手当てがしやすくて便利です。
・サイズの選び方
妊娠して体型も変化していますし、どのサイズを選べば良いのか迷うと思いますが、妊娠前に使っていたショーツのサイズで大丈夫です。
ただ、妊娠中にかなり体重増加したという場合だと、妊娠前のサイズでは小さい場合もあるので、この場合はワンサイズ上のものを選ぶと良いでしょう。
・綿素材がおすすめ
普段は肌が弱いと感じたことがない人でも、妊娠中や出産直後は肌が敏感になっていることが多いです。
蒸れにくく、肌に優しい綿100%のものを選ぶと安心です。
・履き心地が良いもの
マジックテープの部分が当たって痛かったり、ずっと履いていると股の足回りの部分が痛くなってきて我慢できずにほとんど使わなかったという方もいます。
そうならないために、マジックテープが肌に当たらない設計になっているかどうかをチェックしておきましょう。
股の部分は丸いデザインのものの方が痛くなりにくいです。
入院中しか使わないなら安さ重視でいいかなとも思いますが、履き心地が悪くて結局使わなかったという方が勿体無いので、最低限のことは確認しておきましょう。
入院中にあって便利だったもの!
産褥ショーツだけでなく、入院中に特にあって良かったなと思うものをご紹介します。
・授乳ブラ+母乳パッド
入院準備リストに入っていることも多いと思います。
母乳がよく出るママさんは、すぐに母乳でベタベタになってしまい、1日に何度か着替えることになる場合もあるので授乳ブラは多めに3〜4枚準備しておいた方が安心です。
授乳ブラは、普通のブラタイプのものやキャミソールにカップが付いているタイプのものなどがありますが、キャミソールタイプがおすすめです。
冬はお腹が出ると寒いですし、授乳室で授乳する病院だと他のママさん達もいるので、お腹が出ないキャミソールタイプの方が良かったです。
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詳しくは>>どんな授乳ブラを選べばいい?
母乳パッドも、母乳が滲み出てきてブラがシミになってしまうので1袋は準備しておくと良いでしょう。
・前開きのパジャマ
私が出産した病院では、パジャマは授乳口が付いていて前開きのものと指定されていました。
特にパジャマのタイプに指定がない場合でも、前開きがおすすめです。
おっぱいの状態を助産師さんに見てもらうこともありますし、授乳に慣れないうちは授乳口から授乳するよりも前を開けて授乳した方がやりやすいからです。
2〜3着くらいは用意しておくと良いでしょう。
・ペットボトルにつけられるストロー
ペットボトルにつけられるストローキャップ(出来れば曲がるタイプのもの)があると便利でした。
陣痛中の水分補給用にもとても良いですが、出産してから起き上がるのが辛い時にとても助かった記憶があります!
ベッドに横になったままでも飲みやすい、曲がるタイプのストローだとより良いなと思いました。
・リップクリーム
これはお産の時にあって良かったものです。
口で息を吐くので、口がカッサカサになります!
まだ余裕がある時に、前もって塗っておくと少しましでした。
また、病室は結構乾燥しているので、入院中も何度か使っていました。
・授乳クッション
入院中だけでなく退院後もしばらくは使うものです。
病院で用意されていたり、お産セットとして貰える場合もあるので買う前に確認しておきましょう。
産褥シーツの読み方は”さんじょく”で何枚必要?のまとめ
実際に必要な産褥ショーツの枚数は個人差があるので一概には言えませんが、悪露の量によってはたくさん必要となることもあるので、多めに入院日数分くらいは用意した方が安心でしょう。
生理用ショーツで代用できなくもないですが、入院中は産褥ショーツの方が便利なので少なくとも2〜3枚は準備しておきましょう。
足りなくなるよりは、多めにあった方が慌てずに済むと思います!