車の暖房が燃費を悪くするとは限らないガソリン消費の４つの要因

だんだん寒くなってきましたね。
車に乗る時に
暖房は必須になってきました。
すると、ガソリンの減りが
なんとなく夏より冬のほうが
早いような気がするの
私だけ？？？

やっぱり暖房を付けると
燃費は悪くなるのかなぁと思っていたのですが、
暖房は燃費に影響しないという説があると聞きました。

実際のところ、
暖房は燃費が下がる原因となるのか、
ならないのかどちらなのでしょうか？

調べてみると、
暖房の使い方によっては
燃費に影響があるみたいでした。

今回は、車の暖房を付けると燃費は下がるのか？
ということと、
燃費を少しでも良く出来る暖房の使い方
ガソリン消費が多くなる冬の要因
などについてご紹介します。

車の暖房はガソリンの燃費を下げる！？

一般的には暖房を付けても
燃費には影響しないと言われています。

その理由は車の暖房機能の仕組みにあります。

走行すると、
車のエンジンはとても熱くなります。
車の暖房機能は、
このエンジンの熱を利用して
温風を出しています。

車のエンジンルームには、
ラジエーター（車を冷やすためのもの）と別で、
暖房用の小さいラジエーターもあります。
このラジエーターが稼働することで
エンジンの熱を温風にして
車内に送られるという仕組みです。

このような仕組みとなっているから、
ガソリンを使わずに
温風が出せるので
燃費には影響がない
という風に言われています。

ファンを回したりすることを考えると
多少は燃料を使いますが、
ほとんど燃費に影響はないと言えると思います。

暖房を付けること自体は
そこまで燃費に影響しないということでしたが、
使い方によっては
燃費に影響すると冒頭でお伝えしました。

それが、コンプレッサーも
一緒に使っている場合です。
「Ａ/Ｃ」と書かれているのが
コンプレッサーのスイッチです。

コンプレッサーはとても電気を使うので、
燃費が下がる原因となります。
燃費は約１０～１５％悪くなると言われています。

コンプレッサーを付けると、
エアコンの除湿機能だけでなく
冷却機能も働くので、
冷房を付ける際は「Ａ/Ｃ」をオンにしますが、
暖房を付ける際は
オンにしなくても温風は出るので
オンにする必要はありません。

なので、暖房を付ける際に
燃費を少しでも良くしたいのであれば、
出来るだけ「Ａ/Ｃ」のスイッチは切って
コンプレッサーを使わないようにし、
曇ってきた時だけ使用するか、
窓を少し開けるなどをすると良いです。

車の暖房は「Ａ/Ｃ」を使わなければ
燃費にそれほど影響はないということでしたが、
ハイブリッド車に関しては
暖房が燃費の下がる原因となるみたいです。

ハイブリッド車は
エンジンを使わずに
ＥＶ走行をするので
低燃費なのですが、
エンジンを切ってしまうと
熱を蓄えられません。
なので、ハイブリッド車で暖房をつけると
エンジンが掛かったままだということになります。

よって、ハイブリッド車に関しては
暖房を使うと燃費が下がってしまいます。
反対に、冷房は電気で回せるので
エンジンをほとんど使いません。

ハイブリッド車ではないし、
コンプレッサーもなるべく使わないようにしているのに
冬になると燃費が悪くなったように感じる・・・
という場合、暖房以外に原因があるかもしれません。

・スタッドレスタイヤを使っているから。

・寒いと空気密度が上がる。

・エンジンが冷えているから。

・暖機運転をするから。

このような原因がありそうです。

スタッドレスタイヤは
夏用のタイヤよりも
摩擦抵抗が増えるので
燃費が悪くなると言われています。

そして、寒いと酸素が増え、
空気密度が上がるので
ガソリンの消費量も増えます。

寒いとエンジンが冷えてしまっており、
適した温度になるまで
回転数を上げるので
ガソリンの消費は増えそうです。

また、すごく寒い地域だと
朝はガラスが凍っていたりして
暖機運転をしないといけない場合もあると思います。
そうすると、ガソリンをとても消費すると思います。

通常、暖房よりも冷房の方が
「Ａ/Ｃ」をオンにするので
夏の方が燃費には影響すると思い勝ちですが、
冬は暖房以外の要因で
燃費が悪くなっている可能性があるみたいですね。

ハイブリッド車に関しては
暖房が燃費の下がる原因となるということでしたが、
そうでなければ「Ａ/Ｃ」をオフにしておけば
暖房は燃費を下げることは
ほとんどないということでしたので、
気にせずに使って良いと思います。

暖房にガソリンは使われていなくても、
寒さでエンジンが冷えてしまうと
それを温める為にガソリンを使うので、
冬は燃費が悪くなってしまうのは
仕方ないかもしれませんね。