今は3組に1組が離婚すると言われる時代です。
そのため、離婚自体が珍しいというわけではありません。
しかし、子どもにとって両親の離婚は人生のどのタイミングでも生活環境の変化に伴うものや親の面倒をみなければならない、大好きだった親と離れてくらさなければならないといったような精神的負担など、子どもにとって辛い状況におかれることもあります。
私の職場の同僚(29歳)が、「両親が熟年離婚するけど、この年になればこっちに何も利害はないよね?」と尋ねてきました。
私にはまったく想像がつかなかったので、色々調べてみることにしました。
両親の熟年離婚は誰にいつ起こるか分からないので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
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離婚手続きの手伝い
子どもが大人になるころの両親の年齢は、60歳を超えていることも多いと思います。
そのため、離婚に関わる手続きを子どもに頼ることが考えられるそうです。
場合によっては、戸籍を市役所まで取りに行くだけでも、車で乗せてってほしいと言われたり、裁判所まで付き添ってほしいなど、自分で行くことができず、子どもは平日に仕事を休んで離婚手続きのお手伝いをしなければならにということがあるようです。
その他にも法律用語が分からず、子どもが理解をして、分かりやすく両親に説明するなど、面倒くさいとおもえるようなこともしなければならなくなる可能性もあるようです。
離婚後の経済的支援や生活面での支援を求められる可能性
両親が離婚すると、親はそれぞれでの生活を強いられます。
その際に経済力や生活力のない親から支援をもとめられる可能性は無きにしも非ずです。
親孝行として前向きに親の支援をできる子どもであれば良いのですが、親孝行したくても子ども自身に十分な経済力が無かったり、親と生活することで、仕事や居住地を変えなければいけないということも出てくる場合があるため、非常に大きな問題に発展することもあるようです。
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改姓する必要が出てくる場合がある
両親が離婚した場合、基本的に子どもは、父親の姓をそのまま使います。
なぜなら離婚しても戸籍上、子どもは父親の方に残るからです。
しかし父親からか、子ども本人が母親の戸籍に移すとなると、子どもの姓は父親のものではなく、母親のものに変わります。
そのため、姓が変わることであらゆる名義変更などの大きな手間や、周りから不思議に思われるなどの精神的な負担も出てくる場合があります。
相続の問題
両親の離婚後、どちらかの親が亡くなった場合、離婚後どちらの戸籍に子どもがいようと子どもには、親からの相続がいきます。
相続は良いものばかりではありません。
もし親が多額の借金を残して亡くなった場合、その借金を相続放棄を決められた期間内に行わないと、借金を相続したとみなされ、借金を子どもが返済しなければならなくなります。
他にも多額の良い遺産を相続した場合に、生きている方の親は相続の権利が無いにも関わらず、半分ほしいなどともめるというというトラブルになることもあるようです。
まとめ
大人になってから両親が離婚することについて、子どもがどのようなリスクがあるのか、紹介してきました。
子どもが自立しても親は親なので、いろいろと面倒をみたり、トラブルに巻き込まれるといったリスクはあるようです。