エアコンの除湿が効かない!何度に設定したらいい?

梅雨の時期になってジメジメすることも多くなり、エアコンの除湿機能を使うことも増えて来ましたよね。

しかし、湿度を見るとそこまで下がっていないし、除湿の効果があまり感じられないなぁと思うことがあります。

ジメジメしているとカビなどの心配もありますし、蒸し暑い感じがすごく気持ち悪いので、しっかり効いて欲しいですよね。

では、除湿が効かない時はどう対処すれば良いのでしょうか?
何度に設定するのがいちばんいいんでしょうか?
そもそも効かない原因はどんなものが考えられるのでしょうか。

今回は、エアコンの除湿を何度に設定すればいいのか?
除湿がが効かない時の対処法や、効かない時の考えられる原因はどんなものがあるのかなど、エアコンの除湿機能に関することを調べたことをシェアします。

Sponsored Link

サクッと要点だけ見る→

エアコンの除湿は何度に設定したらいい?

これ知らなかったの私だけでしょうか?

室温がエアコンの設定温度よりも低いと除湿の機能は働かないです。

冷房の機能と同じで、除湿は設定された温度以下になると運転が止まります。

梅雨の時期はジメジメするけれど、室温自体は30度以下の場合がほとんどだと思います。

なので、この場合は設定温度を室内温度より下げることで除湿機能がしっかり働くようになります。

とは言え、今の室温でも肌寒く、湿度だけ避けたい場合どうすればいいかは、後ほど説明しますね。

それでも、エアコンの除湿が効かない時の対処法

エアコンの除湿をつけているのにジメジメしているのが改善されない!という時の対処法を説明します!

エアコン 除湿 何度に設定 梅雨

エアコンの掃除をする

まず最初に試して欲しいのが、エアコンの掃除です。

エアコンのフィルターが汚れていたりホコリが溜まっている状態だと、エアコンの効きが悪くなり、故障の原因となることもあります。

ペットを飼っている場合は特にホコリが溜まりやすいので、思っている以上に汚れていることがあります。

しかし、エアコンの掃除というと、大変なイメージがありますよね。
自分でやるのが面倒だったり大変だという場合は業者に頼むのが一番確実かと思います。

ただ、6月あたりは梅雨になり除湿を使う機会が増え、夏になる前に掃除しておこうという人が増えるので、業者も忙しくなかなか予約が取れないこともあるので、なるべく早めに予約しておくことをおすすめします。

少し大変ですが、自分で掃除することも出来ます。
フィルターを取り外して、掃除機などでホコリを吸い取り、水洗いをしてしっかり乾かします。

乾いていない状態でフィルターをつけてしまうとカビが生えてしまう可能性があるので注意してください。

エアコンを掃除してホコリなどを取り除くことで除湿が効くようになる場合もあるので、しばらく掃除をしていないなという方は試してみてください。

室外機の状態をチェック

エアコンが効かないと、エアコン本体ばかり気にかけてしまいますが、室外機もかなり重要です。

室外機は外にあるので汚れが溜まりやすく、掃除するのをついつい忘れてしまいがちです。

汚れが溜まっていると、エアコンが熱を帯びてしまい効きが悪くなったり故障の原因となってしまうので、定期的に掃除するようにしましょう。

そして、室外機の置き方にも注意が必要です。
直射日光が当たらないように遮光カーテンなどをかぶせることでエアコンの効きがよくなることがあります。

また、壁にぴったりくっつけて置くよりも少し離した方が電気代の節約にもなります。

エアコンの除湿が効かない時の原因って何?

エアコン 除湿 何度に設定

設定温度と室温が同じかそれ以上

除湿が効かない時の考えられる原因として、まずは先ほどもご紹介した「室温が低い」ということがあります。

部屋の温度がもともと低く、設定温度に近い場合、除湿機能はほとんど運転しなくなるので効きが悪いという風に感じると思います。

また、部屋が広い場合も効きが悪く感じます。

これらの原因が当てはまる時は、設定温度を下げることで改善されると思われます。

エアコンの仕組みと湿度について

そもそも、エアコンの除湿の仕組みはどのようになっているのかというと、エアコンが部屋の空気を吸い込み、「熱交換器」という部品で空気を急激に冷やすことで熱交換器に結露が出来ます。

この発生した結露をホースを通じて外に排出することで除湿されていきます。

そして、除湿をつけているのに湿度を表す数値は減るどころか増えたということもたまにあります。

まず「湿度」というのは「相対湿度」のことです。
これは、空気に対して含むことが出来る限界の水蒸気量(飽和水蒸気量)が100%だとして、実際に空気の中に含まれている水蒸気量を比率で表したものです。

Sponsored Link

エアコンの除湿によって空気の中に含まれる水蒸気量は減りますが、それと共に部屋の温度も下がるので、飽和水蒸気量も同時に少なくなることで、飽和水蒸気と水蒸気の量の比率は変化しないということが起こることがあります。

なので、湿度計を見て湿度が変化していないから効いていない!と判断するのは間違いということになります。

数字的には変化がなくとも、しっかり除湿されていれば体感的にはスッキリしてくると思います。

きちんと除湿されているかどうか目で見て確認したい場合は、室外機のホースから水が出ているかどうかを見ると良いです。

冷房と除湿の違い

冷房と除湿の違い

エアコンの冷房機能と除湿機能は、そもそもどんな違いがあるのでしょうか?

冷房は、主に部屋の温度を下げることが目的の機能です。
設定した室温になるまで冷房機能が働きます。

そして除湿は、部屋の空気の中に含まれる湿度を下げることが目的の機能です。
設定した目標の温度になるまで弱い冷房運転が働きます。

このように、機能自体はよく似ていますが、それぞれ目的が異なっています。

そして、エアコンの除湿機能は弱冷房除湿と再熱除湿の2つの機能があります。

弱冷房除湿というのは、部屋の温度を下げ、同時に部屋の湿度も下げる機能です。
再熱除湿は部屋の温度は下げず、湿度だけを下げる機能です。

梅雨の時期だと、まだ少し肌寒いから部屋の温度は下げたくないけれどジメジメするので湿度は下げたいという時も多いと思います。

そんな時は、再熱除湿で湿度を下げると良いです。

ただし、エアコンの種類によって弱冷房除湿のみ搭載されている場合と、再熱除湿のみ搭載されている場合、そして両方搭載されている場合と様々となっています。

ちなみに、冷房と除湿はかかる電気代は同じですが、再熱除湿を使う場合は電気代が少し高くなります。

エアコンの除湿機能の便利な使い方

エアコン 除湿 効かない

部屋干しをする時に使う

除湿機能は雨の日などジメジメしている時に使うことがほとんどだと思います。

雨の日は外に干すことができないので部屋干しか乾燥機を使うことになりますよね。

部屋干しをすると、部屋がさらに湿気でジメジメしてしまいますし、洗濯物が乾きづらく臭いなんかも気になってしまいます。

そこで、エアコンの除湿を使うことで洗濯物が乾きやすく、部屋がジメジメするのを防いでくれます。

出来れば扇風機やサーキュレーターを併用するとさらに乾きが早くなります。

浴室に衣類乾燥機が付いているご家庭もあるかと思いますが、電気代がかなりかかるので、エアコンの除湿の方が電気代節約にもなります。

押し入れやクローゼットの湿気取り

押し入れやクローゼットの湿気対策と言えば、ドライペットなどの湿気取りなどが一般的かと思いますが、エアコンの除湿で湿気を取った方が効率的なのだそうです!

押し入れやクローゼットのある部屋に設置されているエアコンの除湿をつけ、押し入れやクローゼットのドアを数時間開けておくだけです。

これを定期的に行うだけで湿気取りは必要なくなるくらいの効果があります。

ただし、すでにカビが生えてしまうほど湿気がひどい場合は、湿気取りを置いたり、衣類専用の除湿機を置くなどした方が良いです。

こちらも読まれています>>湿気はどこに溜まる?上か下か混乱

まとめ

湿度というのは飽和水蒸気量と水蒸気量の比率のことなので、しっかり除湿されていたとしても湿度自体は変化がなかったり、増えていたりすることがあるということでした。

ジメジメ感がましにならなかったり、明らかに除湿されていないなと感じる場合は、エアコンや室外機の掃除、メンテナンスを行ってみましょう。

または、エアコンの設定温度を下げるというのも試してみてください。

これからの梅雨はジメジメして憂鬱ですし、カビの心配などもあるので、エアコンの除湿を上手く使って乗り切りましょう!

エアコンの冷房と除湿どっちが良い?実際に測定してみた。除湿量が多いのは実は○○の方だった!

後で読みたい場合は忘れない内にマーク