私の母の実家では木のまな板を使っているんですが、
先日、私がキッチンに立つことがあって、
黒ずみが激しいまな板を発見したんです。
良かれと思って、
早速キッチンハイターで漂白していたんですが・・・、
めちゃくちゃ怒られました!
なんで???
その後、母に木のまな板の黒ずみの対処法を
いろいろ教えてもらいました。
知ってたら、やれ!って感じですが
母もいろいろ忙しいみたいで
毎日お手入れはできてないみたいです。。。
今回は母から学んだ木のまな板の黒ずみの洗い方
正しいお手入れの仕方をシェアします。
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木のまな板の黒ずみの原因はカビ
木のまな板は、使い続けていると段々傷が目立ってきて、
そこが黒ずんできてしまいますよね。
その黒ずみの正体は、ただの汚れではなくカビであることがほとんどです。
包丁によってついた傷へ食材などの汚れが染み込んでしまい、
そこからカビが発生し始めてしまうのです。
はじめは傷も少しでそこまで目立たないので気にせず使い続けていたら、
あっという間にカビは繁殖してしまうので、
気づけば黒ずみも結構ひどくなってしまっていたりします。
木のまな板が黒ずんでしまった時の4つの洗い方
それでは、カビが発生してしまったまな板を使い続けるのは衛生的に良くないので、この黒ずみを取り除いていきましょう。
その方法は4つあるので、順番にご紹介していきます。
熱湯消毒
まず1つ目が熱湯消毒をする方法です。
熱湯消毒を行うことで消毒、殺菌の効果が期待できますよ!
方法は、使用後食器用洗剤などで洗った後、
水でしっかり洗剤を洗い流します。
ここまではいつも通りかと思います。
その後に、まな板全体に熱湯をかけることで熱湯消毒が出来ます。
熱湯をかけることでまな板が早く乾くので
カビが生えにくくなりますよ。
これを毎日する必要はありませんが、
肉や魚を切った後は野菜などに比べて雑菌が多いので、
熱湯消毒をした方が良いです。
ただし、肉や魚を切った後すぐにお湯をかけることはNGです!
お湯をかけてしまうとタンパク質が固まってしまい、
まな板の油汚れが落ちないようになってしまうので、
まずは水で流すようにしましょう。
塩や重曹を振りかける
次は、塩や重曹を使用してお手入れする方法です。
先ほどと同様に肉や魚など、その他にも脂っこいものなどを切った後に、
塩や重曹をまな板に振りかけてから
タワシや固めのスポンジで洗うと
簡単に汚れを落とすことが出来ますし、
黒ずみにも効果があると思われます!
この時は、お湯ではなく水で洗いましょう。
先ほどの理由と同じで、
お湯を使ってしまうとタンパク質が固まってしまい、油が落ちないので、
更に雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
手順は、まずまな板全体を水で濡らしてから塩や重曹を振りかけ、
タワシや固めのスポンジで擦り洗いをします。
その後はしっかり水で洗い流すだけです。
この方法の注意点としては、
重曹の場合変色してしまう場合もあるとのことなので、
出来るだけ素早く、しっかり洗い流すことがポイントになります。
塩と重曹を使用すると汚れを落としやすいということなので、
塩と重曹で汚れをしっかり落とした後
熱湯消毒をするとしっかり殺菌、消毒出来て良さそうですね!
クレンザー
3つ目はクレンザーを使用する方法です。
クレンザーを使用する手順は、
塩や重曹の時と同じでまずはまな板を水で濡らし、
クレンザーを付けてタワシや固めのスポンジなどでしっかり擦り洗いをして下さい。
その後水でしっかり洗い流し、乾燥させます。
クレンザーは研磨効果を期待出来るので、
黒ずみにはとても効果がありそうですね!
また、基本的に心配いりませんが、
木のまな板なのでクレンザーの成分がしみ込んでしまわないか
不安に思う方もいるかもしれませんが、
長時間漬け置きするなどをしない限り大丈夫なので、
そこまで気にする必要はありません。
ヤスリ、サンドペーパー
熱湯消毒をしても、塩や重曹、クレンザーで擦り洗いをしても、
木のまな板の黒ずみはしつこいです。
そこで、ヤスリやサンドペーパーで削ることで
簡単に黒ずみを消すことが出来ます。
黒ずみが気になってから削るのも良いですが、
定期的なメンテナンスとしてヤスリやサンドペーパーを取り入れると
綺麗な状態を長く保てるかと思います。
頻度としては半年から1年くらいだと
そこまで黒ずみや傷が目立つ前に予防出来そうです。
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注意!木のまな板のお手入れ
木製まな板の黒ずみを落とす洗い方や
カビの除去方法などをご紹介しましたが、
木製まな板のお手入れをする際、
気を付けなければいけないことが3つあります。
木のまな板にハイター・漂白剤はダメ!
まず1つ目がキッチンハイターなどの
「漂白剤の使用はNG」だということです。
黒ずみを取ろうと思った時、
まず漂白剤が浮かびませんか?
プラスチックのまな板であれば問題はないのですが、
木のまな板の場合は成分が染み込んでしまうので良くないです。
染み込んでしまっては、
どれだけ洗い流しても落とせなくなってしまいます。
漂白剤の成分が染み込んだまな板を使用することは
体にも明らかに良くないので避けたいですね。
木のまな板を食洗器に入れちゃダメ!
2つ目が「食洗器の使用はNG」です。
我が家でも食洗器は取り入れており、
とても便利で助かりますが、
食洗器使用NGの食器もたまにあったりするので
なんでもポイポイ入れて良いものではありません。
木のまな板が食洗器NGな理由として、
長時間水に浸した状態になることと、
高温で一気に乾燥することが
木のまな板には良くないということです。
木はなんとなく長時間濡らすのは良くないことが分かりますよね。
洗剤が奥まで染み込んでしまう可能性もありますし、
カビの原因にもなります。
また、高温での乾燥も木のまな板にとってはとても負担で、
ひび割れてしまったり反りの原因となる可能性があるので、
木のまな板は食洗器を使用しないようにしましょう。
木のまな板は日光厳禁!
最後3つ目は「日光消毒はNG」です。
木のまな板を日光消毒してしまうと反りの原因となってしまい、
まな板の寿命を縮めてしまうことになります。
しかし、木のまな板は使用し続けていると反ってきてしまうことがあります。
その時の対処法として日光に当てることは良いとされています。
その場合以外で日光に当てることは良くないということですね。
参考ページ:替え時かな?まな板の寿命ってどれくらい?
木製まな板のお手入れは毎日が基本
黒ずんでしまった時のお手入れ方法をご紹介しましたが、
これらを続けることで何もしないよりは
黒ずみが発生する頻度を抑えることが出来ます。
ヤスリやサンドペーパーに関しては
半年や1年に一回のスペシャルケアとして取り入れ、
熱湯消毒などは出来るだけ毎日行うことが理想的です。
毎日お手入れなんて大変!と思うかもしれませんが、
毎日のお手入れ自体はそこまでやることは多くないです。
1.使う前に水で濡らす
水で濡らしてまな板をコーティングするイメージです。
そうすることで臭いが付きにくくなったりする効果があります。
2.肉・魚の後は水で流す。油汚れには塩・重曹!
タンパク質が固まらないよう、
肉や魚を切った後はお湯ではなく水で流すことが大切です。
また、落としにくい汚れ(肉、魚、脂っこいもの)は
塩や重曹をふりかけてタワシや固めのスポンジで擦り洗いします。
3.熱湯消毒をする
出来れば使用する度にするのが一番ですが、
いちいちしていられない!という方の方が多いと思うので、
せめて1日1回くらいはした方が良いです。
熱湯をかけるだけなのでそこまで手間ではないと思いますし、
それで黒ずみをだいぶ予防できていつも清潔なまな板を使うことが出来ます。
4.しっかり乾燥させる
洗った後は、しっかり水分を拭き取って
日光の当たらない風通しの良いところで立てかけるなどして
しっかり乾かしましょう。
これが一番大事です!
木のまな板はしっかり乾かすことが一番黒ずみ、カビの予防になるので
絶対濡らしたまま放置はやめましょう。
まとめ
木のまな板の黒ずみには
・熱湯消毒
・塩や重曹
・クレンザー
・ヤスリやサンドペーパー
この4つを使って洗うことで
雑菌・消毒することが出来て
効果があるということでした。
また、木のまな板にNGなのは
・漂白剤
・食洗器
・日光消毒
この3つでした!注意してください。
きちんとお手入れすると
木のまな板は6、7年ほどは持つそうなので、
毎日少しでもお手入れすることを意識してみて下さいね。