仏壇へのお参りやお墓参りで使われる線香。
最近はお墓参りはいかないなぁって人が増えてきたみたいですが、お盆休みに家族連れでお墓参りに行く人や毎日仏壇にお参りしている人もまだまだいるんじゃないでしょうか。
また、夏場は蚊取り線香もたいたりしますよね。
そんな線香なんですが、私の息子が”その煙、体に悪いよ。肺がんになるよ”って言ってるんです。
そんなことあるかい!と思った私はいろいろ調べましたのでシェアします!
赤ちゃんやお子さんがいる方、ちょっとは安心できると思います。
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線香の煙から肺がんのリスクは?
線香の煙から発がん物質である「ベンゼン」が放出されている以上、肺がんのリスクはないとは言い切れません。
ただ線香の煙を吸っていなくても、普通に生活しているだけで「ベンゼン」は体内に吸い込んでしまっているものなので、そこまで敏感にならなくても良いかなと思います。
結局は肺がんになる確率が上がるだけなので、タバコを一日40本吸って、浴びるほど酒を飲んでいる人でも病気にならずに長生きする人もいれば、毎日食事・運動に気を付けてタバコも酒もやらない人が病気で亡くなってしまうなんてこともあるのです。
線香の種類
仏事で使われる線香には
・お墓参りでよく使われる「杉線香」
・家庭やお寺でよく使われる「匂い線香」
の2つがあります。
「杉線香」は煙が多く、杉の香りがするのが特徴で、
「匂い線香」は香木や香料を調合して作られたもので様々な香りを楽しめるのが特徴です。
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線香の煙は赤ちゃんにも有害なのか?
線香の煙から発がん物質である「ベンゼン」が検出されたと東京都健康安全研究センターが発表しています。
しかしこの「ベンゼン」は自動車の排ガスやタバコの煙からも発生しているので、生まれてから一度も線香の煙を吸い込んだことがないという赤ちゃんでも普通の生活をしてるなら一度は吸ってしまっているのです。
それでは製品ごとの「ベンゼン濃度」を危険度レベルが高い順に紹介していきます。
基本的に排出する煙の量が多いほど危険度があがります。
杉線香
危険度レベル1位は、お墓参りでよく使われている「杉線香」です。
ベンゼン放出量は575μg/gになります。
蚊取り線香
危険度レベル2位は「蚊取り線香」です。
ベンゼン放出量は464μg/gになります。
まさか夏の風物詩であり、全人類の敵である蚊をやっつける道具が発がん物質を含んでいるとは驚きですね。
匂い線香
危険度レベル3位は、家庭やお寺でよく使われている「匂い線香」です。
ベンゼン放出量は304μg/gになります。
まとめ
線香の煙が有害であるというのは紛れもない事実です。
ただ線香には
・故人の食べ物
・自身の身を清める
・故人と繋がる機会
という意味があるように供養には無くてはならない存在になっています。
換気をしたり、煙を出来るだけ吸わないようにしたりと線香と末永く付き合い続ける努力をして、私たち家族はこれからもお墓参りは必ず行くようにいたします。