革鞄のカビ取りってできる?自力でできるクリーニング方法4選+1

久しぶりに使おうと、
クローゼットの奥から取り出した革の鞄に白い何か・・・これはカビ?

慌てて友人にどうしよう!と相談したら、
革だしカビ生えちゃったらもう使えないでしょ?
と言われてしまいました・・・
だけど、結構高かったしまだまだ使いたい!

そこで調べてみると、
革のバックでも自分でもできるカビの取り方はいくつかあります。

しかし革製品ってカビ生えやすいですよね。
原因は何なのでしょう?
またカビが生えてしまわないようにしっかり対策もしておきたいです。

今回は、革の鞄にカビが生える原因、臭いやカビの除去方法、カビを防ぐ方法をシェアします。

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革の鞄にカビが生える原因は?

革製品は、他の布などに比べてもカビが生えやすいような気がしますよね。

まず、カビが生えやすいとされる条件が4つあります。

1.温度が20℃~30℃である。

2.湿度が70%~80%である。

3.ほこり、食べかすなどのカビの栄養源となる汚れがある。

4.酸素

革の鞄にカビが生える原因

これらの条件に当てはまるのが
押入れやクローゼットです。
押入れやクローゼットは湿度が高くなりますし、
空気の流れもほとんどないので、
カビが生えやすい状況なので、
押し入れに長期間保管していると
カビが生えてしまいやすいです。

また、革製品には「タンニン」や「油脂」という
カビがとても好むものが含まれており、
更に持ち手などに手の油が付着していたりすることで
革製品はカビが繁殖しやすくなっているようです。

革鞄カビ取り方法4選+1

それでは革の鞄に繁殖してしまったカビの除去方法を5つご紹介します。

天日干しする

一つ目のカビの除去方法は天日干しをする方法です。
これがカビを除去できる方法で
一番簡単に手っ取り早く出来るのではないかと思われます。

(準備するもの)

・濡らしてしっかり絞ったタオル

・乾拭きする用のタオル

・革製品用保湿クリーム

・コットン地の布

(カビ取りの手順)

1.カビを拭き取る

しっかり絞った濡れタオルで、
カビを優しく拭き取ってください。
乾拭きだとカビが空気中に舞ってしまうので
必ず濡れタオルで押さえるように拭き取ってください。

2.天日干しする

太陽に当てることで殺菌することが出来ますので、
しっかり鞄が乾くまで天日干ししましょう。
干す時間帯は、10時から14時だと一日の中で
最も日の当たりが強くなるので、
天日干しに適していますよ。

3.革製品用の保湿クリームを塗る

鞄全体に汚れても良い布を使って薄く塗って下さい。
このクリームは革製品用であれば良いですが、
持ってる鞄の革の種類に合うようなクリームが
売っている場合があるので探してみて下さい。
また、詳しい塗り方に関しては、
クリームの説明書きをしっかり読んで塗ってください。

4.最後に乾拭きを忘れずに

クリームを塗ってそのままだと、
再びカビが生える原因となってしまうため、
必ず最後に乾拭きをして下さい。

重曹水を使う

カビの除去方法

天日干しに加えて、更にしっかり除菌したい方は、
重曹水を使うことがおすすめです!

(準備するもの)

・重曹

・クエン酸水 または お酢

・オリーブオイル または 椿油

・布

(カビ取りの手順)

1.重曹水を作り、カビを拭き取る

重曹水は、
水:100ml
重曹:小さじ1
の割合で重曹をしっかり溶かすだけです。

乾いた汚れても良い布に作った重曹水を適量含ませて、
カビを優しく拭き取って下さい。

2.油分を足す

重曹水でカビを拭き取ると、
油分が足りなくなって白っぽくなってしまうので、
油分を補給してあげて下さい。

クエン酸水またはお酢と、
オリーブオイルまたは椿油を1:1の割合で混ぜ、
布に含ませて鞄全体に伸ばして下さい。

3.乾拭きをする

油分が表面に残っている場合も、
カビが発生する原因になりますので、
こちらもしっかり乾拭きしましょう。

消毒用エタノールを使う

天日干しをしてもカビが再び発生してしまったなど、
しつこいカビにはエタノールがおすすめです!

カビ取りの手順

ただし、消毒用エタノールを使用すると、
革の種類によっては色が変わってしまう場合があるので、
必ず目立たない場所で試してから使って下さい。

(準備するもの)

・消毒用エタノール

・布

・綿棒

・革製品用保湿クリーム

(カビ取りの手順)

1.エタノールでカビを拭き取る

エタノールにも種類があり、
「無水エタノール」と「消毒用エタノール」と二つあります。
無水エタノールは、濃度が99%で、
無水エタノールを80%まで薄めたのが消毒用エタノールです。
この消毒用エタノールの方が殺菌に効果があります。

2.天日干し

紫外線に当てて、しっかり殺菌しましょう。

3.保湿クリームを塗る

革製品用の保湿クリームを鞄全体に塗って下さい。
汚れても良い布で全体に漫勉なく薄めに塗るのがコツです!

4.乾拭きをする

今回も、先ほどまでと同様に最後は乾拭きをして、
余分なクリームを取りましょう。

革専用洗濯洗剤を使う!

革の鞄を洗える専用の洗剤というものがあるみたいです。
革を丸洗いって、傷まないかちょっと不安ですよね。
でも、結構ひどいカビは丸洗い出来てしまった方が楽です。

ネットのショッピングサイトに売られているクリーナーの口コミを見てみると、
臭いに効果があるかどうかは微妙みたいですが、
カビはきちんと落ちて、とくに傷んだりとかはしない!
という口コミが多く、良さそうな感じでした!

私が口コミを見た商品は「革るん!」というものでした。

ただし、鞄によってはこのような洗剤を使用しても
丸洗いNGの場合があるので、
使用していいのか分からない場合は
購入した店舗やメーカーに問い合わせるなどしましょう。

重曹やエタノールよりも値段が高くなるので、
最終手段として知っておくのが良いかなと思います。
ですが、鞄だけでなく革のジャケットや革ブーツなどにも使えるので革製品が好きな方にとってはとても便利かと思います。

(準備するもの)

・革専用洗濯洗剤

・鞄が入る大きさのバケツ

・タオル

・スポンジ

・やわらかい布

(カビ取りの手順)

1.洗剤液を作る

先ほどご紹介した「革るん!」を使用した場合、
革るんを50mlと水500mlをバケツに入れてかき混ぜて下さい。

2.鞄を洗う→すすぐ

洗剤と水を混ぜたものが入っているバケツに鞄を入れます。
そして、洗剤液をつけたスポンジで
鞄の外側、内側、取っ手部分までしっかり洗って下さい。

しっかり洗えたら、流水でしっかり洗剤を流しましょう。

3.柔軟剤につける

先ほど洗うのに使った水は捨てて、
新しい水を2L入れます。
そこへ「革るん!」の柔軟剤があるので、
50ml入れて下さい。そこに鞄を入れます。

鞄を浸せたら、バケツから出し、
先ほど同様流水ですすぎましょう。

4.仕上げクリームをぬる

タオルで水気をしっかり取り、
「革るん!」の仕上げクリームを使用します。
やわらかい布にクリームをとって、
鞄全体にうすく伸ばしていきます。
革るんのクリームは伸びが良いので、
つけるのは少量で大丈夫だそうです!

クリームを塗り終われば、後はしっかり乾かして完了です。

革るん以外の革専用洗剤

高級品など、絶対に傷めたくないものはクリーニング業者に

カビが相当しつこく繁殖してしまっていたり、
素人の除去方法では高級な鞄を傷めそうでこわい。
そのような場合は、カビ専用のクリーニング店、
または高級ブランドの直営店に相談し、クリーニングしてもらうのが無難かと思います。
革水 https://www.kawasui.com/

自分で対処するのと比べ、
お金はもちろんかかりますが、
ブランド品の鞄などは、傷めてしまうよりは良いかと思います!

ご自分でカビ取りの作業をする際は、
念のためマスクをし、窓を開けて換気をしながら行うと良いと思います!

革の鞄のカビを防ぐためにすること

カビは業者にお願いする、
または自分でも除去することは
そこまでひどくなければ可能だという事がわかりました。

ですが、出来ればカビはもう発生して欲しくないですよね。
落とすのも大変ですし・・・。

なので、カビを防ぐためにはどうすればいいのか?
についてご紹介します。

まず鞄を仕舞う場所の環境を改善しましょう!

1.押入れ、クローゼットを換気

押入れやクローゼットは湿気が多く
カビが発生しやすい環境であるとお伝えしました。
なので、出来るだけカビが発生しにくい押入れ、
クローゼットにする必要がありますね。

湿気を防ぐためにすることは、
「空気の入れ替えを定期的に行う」です。

押入れやクローゼットの扉を開け、
扇風機などで空気を入れ替えてあげて下さい。
私はたまに扉を開けておくことはしていたのですが、
それだけだと空気の入れ替えはあまり出来ていない感じでした。
なので、しっかり風を送ることもして下さいね。

また、鞄を箱やケースなどに入れている場合は、
鞄を出して風に当てると良いです。

2.衣類はぎゅうぎゅうに詰め込まず、余裕を持たせる

カビを防ぐためにすること

服がぎゅうぎゅうに押し込まれた状態だと、
空気が通りづらくなってカビが発生しやすくなってしまいます。
空気が循環しやすいよう、隙間を作ることが大事です。

服は多くあっても、いつも着るものって大抵決まってませんか?
1年着なかった服は捨てるか、売るなどして手放してみましょう。
そうする事で収納に余裕が生まれ、
カビが生えにくくい押入れやクローゼットになり、
残ったお気に入りの鞄や服を長持ちさせることが出来ますよ!

3.除湿剤を置く

クローゼット用の除湿剤が色々売られてると思うので、
ぜひ取り入れて下さい。
私は吊るすタイプと床に置くタイプを併用しています。
床に置くタイプはクローゼット全体の湿気をしっかり吸ってくれている感じがするのでおすすめです!

以上が、押入れやクローゼットの環境改善についてです。

革バックを仕舞う際に出来るカビを防ぐ方法

次に、鞄を仕舞う際に出来るカビを防ぐ方法をお伝えします。

1.汚れを落としてから仕舞う

カビの原因として、汚れもあるとお伝えしました。
なので、汚れをつけたまま放置しないようにしましょう。
汚れがついていたらその都度拭いてから押入れやクローゼットに戻して下さい。

2.鞄も、衣類同様ぎゅうぎゅうに詰め込まない

押入れやクローゼットは、
とにかく隙間を開けて余裕を持たせる!
という事を意識して収納して下さい。
鞄も同じで、隙間を開けて収納しましょう。

3.新聞紙を詰めてクローゼットへ

鞄の中へ、新聞紙を丸めたものをつめましょう!
お店に売ってる鞄にされてる詰め物みたいな感じです。
新聞紙は湿気を良く吸ってくれます。
更に、箱にしまうのであれば、
鞄の中に新聞紙を丸めて入れた上で
さらに新聞紙で鞄をくるんでから箱にしまうと
除湿効果が高まります!

4.袋で収納する場合は通気性の良いものを

ブランドバックなどは、
買った時に袋がついてくることが多いですよね?ですが、
そのような袋って分厚くてしっかりしてるので、
長期間入れてしまっておくには不向きかなと思います。
収納する際、袋に入れたい場合は、通気性の良いものに変えて入れましょう!

皮バックのカビまとめ

革の鞄でも、自分でカビを取れる方法はあると分かったので、
傷まないよう気を付けつつ、カビ取りをしてみようと思います。

また、押入れやクローゼットにちょっとした工夫をして、
仕舞う際にも新聞紙を入れたり、汚れを取るなど、
すぐ出来ることばかりですし、
ひと手間加えるだけでカビは防げるので、
是非試してみて下さい。

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