鍋をする時や、アウトドア、停電や災害時など、何かと役に立つカセットコンロですが、実は寿命があること、知ってましたか?
ガスボンベはなんとなく、イメージできるけど、カセットコンロに寿命があるなんて。。。
我が家のカセットコンロも長く使っているのでだんだん汚れてはきたなとは思っていましたが、まだまだ使えそうだし・・・と、特に寿命を気にしたことはありませんでした。
しかも、普段は使わずに災害時の為に保存してあるという場合でも、寿命はどんどん縮まっているそうですよ!
カセットコンロやカセットボンベの寿命が過ぎているのに使い続けると、ガス漏れなどの危険があるので、使う前にコンロとボンベの使用期限はいつなのか確認する必要があります。
そこで今回は、カセットコンロとボンベの寿命はどれくらいなのか?ということや、使用期限を調べる方法について調べてみました。
また、ボンベの持ち時間は何時間連続して使用出来るのか?ということについても調べてみたことシェアします。
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カセットコンロの寿命は「10年」
メーカーによって多少の誤差はありますが、大抵のカセットコンロの寿命の目安は10年だと言われています。
これは、ほとんど使われていないカセットコンロでも同じです。
カセットコンロのボンベを挿入する部分にはガス漏れを防ぐ役割をしてくれるゴムパッキンが使われているのですが、これが劣化してひびが入ったり変形してしまうことでガス漏れの危険が出てくるのでコンロの寿命を迎えます。
ゴムは、使用頻度が高くても低くてもだんだん劣化していくものなので、寿命に使用頻度は関係ないということです。
頻繁に使っているカセットコンロであれば、たまにゴムパッキン(Oリングと言います)が劣化していないかどうかを確認しましょう。
数回しか使っていなくて、ずっと保管されていたという場合は、思っている以上に劣化が進んでいることもあるので特に注意です。
本体に貼られているステッカーで製造年月を確認することが出来るので、いつ頃購入したか覚えていないという場合は必ず確認しましょう。
ステッカーに「18.04ーA00000000」このような数字が書かれているのですが、この場合は一番左の18.04が製造年月になります。
18は西暦の下2桁で、04は月なので、これは2018年の4月に製造されたということです。
カセットコンロのガスボンベの使用期限は?
カセットボンベにも使用期限があります。
中のガスに変化があるわけではなく、カセットボンベに使われているゴムパッキンが劣化するので寿命があるんです。
このゴムパッキンは見えない部分にあるので、カセットボンベの寿命は製造年月日から判断しましょう。
ボンベの底に記載されている製造年月日から6〜7年が使用期限です。
カセットコンロと違ってボンベは使い切ることが出来るので、使用期限がくる前に使い切って処分することがほとんどだとは思いますが、災害時用に保管してあるものなどは特に、知らない間に使用期限が過ぎていることがあるので気をつけましょう。
また、保管方法によっては使用期限が来ていなくてもサビてしまっている場合があります。
カセットボンベは底がサビやすいので、底を確認してサビているものは使わないようにしましょう。
カセットコンロは連続使用で何時間使える?
カセットボンベは使用期限があるとのことだったのですが、カセットボンベ1本でどのくらいの時間使うことが出来るのでしょうか?
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災害時用などで保管して置きたい時なんかは、どのくらいの数準備しておけば良いのか迷いますよね。
使用期限があるものとなれば、多く持ち過ぎても無駄になってしまうと思います。
カセットコンロの機種によってボンベの消費量が違うので、連続して使用できる時間が少しずつ変わって来ますが、平均でいうとボンベは約1時間くらい強火で連続して使用出来ます。
その後、だんだん火が弱まっていき、30分くらいしたら完全に火が消える感じです。
朝、昼、夜とそれぞれ20分から25分くらいずつ使用したとして、1日でガスボンベ1本は消費すると考えられます。
このことから、家族の人数などを考慮して災害時に必要なガスボンベの本数を考えておくと良いでしょう。
カセットコンロ弱火では何時間?
使用するカセットコンロの発熱量や、ガスボンベの容量、ガスの成分によりますが、
弱火は強火の1/3と仮定して、3時間半~4時間程度使用出来ます。
カセットボンベは保管方法が重要!
先ほどもお伝えした通り、カセットボンベは使用期限がありますが、保管方法によってはサビてしまって寿命が縮まってしまうので、保管方法は重要です。
なので、カセットボンベを保管する際のポイントをご紹介します。
・高温多湿を避ける。
直射日光の当たらない場所で保管しましょう。
火気にも注意が必要です。
また、湿気は特にサビの原因となるので湿気の少ない場所で保管しましょう。
・カセットコンロに挿入したままにしない。
使用が終わったらきちんと外して保管するようにしましょう。
・落下の危険がある場所では保管しない。
高い場所に置いて落下すると爆発の危険もあります。
また、キャップはきちんとはめて、子供やペットなどの手の届かない場所に保管しましょう。
以上が保管方法のポイントです。
長持ちさせるには、特に高温多湿を避けることが大切です。
そして、安全に保管する為に、カセットコンロから外して保管することと、落下の危険がない場所ということも重要です。
カセットコンロの寿命を長持ちするには
最後に、カセットコンロを長く使う為にはどうすれば良いのか?ということをご紹介します。
まず、カセットコンロの寿命のポイントとなるゴムパッキン(Oリング)はどうしても月日が経つごとに劣化していくものなので10年以上使うというのはやめておいた方が良いです。
ですが、お手入れをしなければ10年経たずに寿命が来てしまうこともあるので、お手入れすることは大切です。
汚れたままや、水分がついたまま放置してしまうと、そこからサビてきてしまったり、壊れてしまう原因となります。
濡らして固く絞った布巾などで汚れをとり、その後乾いた布で拭きましょう。
頑固な汚れがついている場合はキッチン用の洗剤を使って落としましょう。
ただし、ガス導管や電極の周りには触れないように気をつけながらお手入れしましょう。
まとめ
カセットコンロの寿命は約10年、
カセットボンベの使用期限は約6〜7年ということでした。
ぱっと見大丈夫そうでも劣化が進んでいることもあるので、安全に使う為にも製造年月日はきちんと確認しましょう。
カセットコンロは使うたびにお手入れをし、カセットボンベは正しく保管することで、長く安全に使うことが出来ます。