七回忌は亡くなられてから6年後に行われる法要ですが、平服なのか喪服なのか、格好に悩みますよね。
三回忌までは喪服を着るのが一般的で、七回忌からは最近は平服でも問題ないと言われおり、案内にも「平服でお越しください」という風に書かれていることがあります。
でも、平服と言っても普段着ではないので、きちんとマナーを守った格好をしなければいけないですよね?
平服の場合、7回忌に着ていくのはどんな服装が適しているのでしょうか?
男性と女性でそれぞれ異なりますよね。
今回は、七回忌の服装のマナーについて男性と女性それぞれ調べたことシェアします。
特に、ネクタイやストッキングについてはマナーを知らなかった方がいることがわかったので要注意です。
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七回忌男性の服装ネクタイは要注意
まずは七回忌に適した男性の服装をご紹介します。
・スーツ
男性の場合は、黒やグレー、紺色などのダークスーツで、背広部分に切れ目がないものを着て参列しましょう。
派手な色味や光沢のあるスーツは避けて、シャツの色は白が適しています。
また、開襟シャツではないものにしましょう。
夏は半袖のシャツでも問題ありません。
・ネクタイ
要注意なのがネクタイです。
ネクタイも柄があるものや派手な色味のものは避けなければいけません。
無地の黒ネクタイが最も適していますが、なければグレーや紺色でも問題ありません。
細いネクタイはカジュアルに見えてしまうのであまり適していません。
・靴
黒の革靴を履きましょう。
基本、内羽根のストレートチップまたはプレーントゥタイプのものが良いとされています。
プレーントゥタイプは、つま先に飾りなどが一切ないもののことです。
どれがどれだかわからない場合は靴屋さんで店員さんに教えてもらうと良いですね。
動画で解説してくれているのがありましたので載せておきます。
また、動物の皮を使ったものは「殺生」を連想させてしまうため、法事などにおいては良くないと言われています。
なので、ヘビ皮やワニ皮など、動物の皮だとわかりやすいようなものの靴は避けたほうが良いです。
ちなみに、靴下は黒やグレー、紺色などを履きましょう。
・アクセサリー
身に着けるアクセサリーは結婚指輪など最低限のものだけにしましょう。
金色の腕時計や大きいバックルのベルトなど派手なものは避けてください。
先ほどの靴の時と同じ理由で、爬虫類などの動物の皮を使用したベルトや小物はNGです。
また、コートを着る場合もファーがついたものは動物の皮と同じ理由でマナー違反になります。
皮が使われていない黒など地味な色のコートを着るようにしましょう。
七回忌女性の服装ストッキングには要注意
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次は女性の服装についてご紹介します。
・ワンピースまたはスーツ
法事の場合、女性の平服というのは黒や紺色などのシンプルなワンピースやスーツが一般的です。
男性同様、派手な色味のものは避けてください。
ただ、黒のレースに関しては黒のレースがデザインされた喪服もあるので、目立つようなものでなければ問題ありません。
スーツはスカートでもワンピースでもどちらでも良いです。
ノースリーブやミニスカート、ショートパンツなどはマナー違反です。
・ストッキング
要注意なのがストッキングです。
黒のストッキングを履きましょう。
夏でも黒のストッキングを着用するのがマナーです。
素足や肌色のパンストは絶対に避けましょう。
・靴
黒や紺色のパンプスを履きましょう。
フォーマルなパンプスであればベルトがついているものでも良いです。
つま先が開いたようなデザインのパンプスは避けましょう。
また、冬でもブーツはNGです。
・アクセサリーや鞄
男性同様、指輪は結婚指輪のみ着用しても問題ないです。
髪の毛を束ねる場合は黒のヘアゴムなどを使用しましょう。
金具がついていたり、派手なアクセサリーは基本的につけず、つけるなら一連のパールかオニキスにしましょう。
鞄は黒のもので、飾りなどがついていないものを持ちましょう。
七回忌の服装妊婦さんの場合は?
かなりお腹が大きくなってきている妊婦さんの場合、サイズの合う服自体なかなかなくなってしまいますよね。
マタニティの喪服があるので、それを着用すると安心かと思います。
また、黒や紺色などの地味な色で光るような素材でないものであれば普通のゆったりしたワンピースなどでも良いと思います。
ストッキングも、普通のストッキングだとお腹が締め付けられてしまうことがあるのでマタニティ用の黒ストッキングを履くと良いです。
ちなみに、これは必須ではありませんが、妊婦さんが法事に参列する際に当て鏡があると良いと言われています。
お腹に鏡を当てると魔除けの効果があるという風に昔から言われているためだそうです。
七回忌子供の服装はどうする?
子供の場合、制服があれば制服を着用しましょう。
未就学の子供など制服がない場合は、男の子は黒やグレー、紺色のブレザーとズボン、そして白のシャツを着ると良いです。
女の子は黒のズボンやスカートに白いシャツが無難です。
このような服を持っていない場合は、黒や紺色など出来るだけ地味な色の服を選び、派手な色合いの服は避けるようにしましょう。
靴下や靴も黒系で揃えると良いです。
まとめ
平服と言っても、普段着のカジュアルな感じではないので、きちんと七回忌に適した格好をしなければいけません。
七回忌からは親族など親しい間柄の人たちだけで行われることが多いと思いますが、その場合でもマナーを守ることは大切です。
また、案内状に平服で構わないという風に書かれていない場合は、事前に施主や他に参列する人に服装はどうするのか相談しておくと安心です。
服装のマナーはパッと見ただけで分かってしまうので、身内だけだからとマナーを気にせずに参列して常識のない人だと思われないよう、しっかり確認しておきましょう。