いつもの料理に加えるだけで、うま味をプラスしてくれる味の素。
日本ではもうお馴染みの調味料ですよね。
最近ではアジアを中心に外国でもその人気が高まっていて、もはやワールドワイドで人気のある調味料にもなっています。
そんな味の素を普段の料理に使っている方も多いと思いますが、「あ、切らしてしまった…」なんて経験はありませんか?
味の素は別名、うま味調味料とも言われていて、その凝縮された旨味が特徴です。
そんな味の素を家庭で作るのはちょっとハードルが高そうですよね。
今回は、味の素そのものとは言えないまでも、しっかりと代用できる調味料を紹介します。
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味の素の素材はグルタミン酸
味の素の白い粉は、グルタミン酸ナトリウムでできています。
グルタミン酸とは基本5味の一つである『うま味』のこと。
つまり味の素は旨味そのものなのです。
味の素は以前、化学調味料と呼ばれていたことを知っていますか?
某公共放送で商品名が出せないため、『先進的な調味料』という意味で『化学』という呼び名を付けましたが、味の素は自然由来の調味料です。
実は、味の素の原料はサトウキビです。
サトウキビを発酵させて、グルタミン酸ナトリウムを精製しているのです。
味の素の代用品【家庭にあるもの】
味の素はうま味そのものなので、ほんだし等のだしの素で代用可能です。
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より味の素に近づけたい場合は、グルタミン酸を多く含む昆布だしがおすすめです。
他にも、昆布茶でも代用することができますよ。
ただし昆布茶は塩分が強いので、塩を控えるなどしてバランスをとってください。
さらに干し椎茸も味の素の代用として使うことができます。
水で戻しただし汁を使ってもいいですし、乾燥した状態の干し椎茸を削って使うアイデアもおすすめです。
味の素の代用品【意外な食材】
意外な代用品として、まず味噌が挙げられます。
味の素のグルタミン酸がサトウキビを発酵してつくるように、味噌も発酵してつくりますよね。
同じ発酵食品なので、味噌を味の素の代わりに使っても意外となじむんです。
さらに、チーズも味の素の代用として使うことができます。
唐揚げや揚げ物に、味の素の代わりに使うとコクがでますよ。
特に洋風のレシピだとうま味とコクをプラスするという意味でもおすすめです。
まとめ
味の素は凝縮されたうま味成分なので、うま味が強い食品を代用すると料理になじみます。
ただし加える量や塩分には注意が必要です。
切らしてしまった時にあせらないためにも、ぜひ覚えておくとよさそうですね。