ボランティアで給料って!どこからお金もらえるの?

災害地でのボランティアや東京オリンピックのボランティアなど、近頃ではよく耳にするボランティア。
ボランティア=無償、善意の行動というイメージが私には強いですが、友達がお給料もらってボランティアしてるよ!って言ってたんですね。

マジかぁ?!
そんなボランティアってあるの?
そんなんボランティアって言わないじゃない?

疑いが晴れない私は、給料がもらえるボランティアについて調べました!
これからお金もらえるボランティアしてみたいな~って思っている方は参考にしてみてください。

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ボランティアはお給料をもらえることもある!

結論からいうと、有償ボランティアやNPO法人に所属すればお給料をもらえることが多いです!

もらえるNPO法人だと、給料は株式会社と同じように、就労条件によって変わりますが、貢献度などで給料アップできる団体もあるようです。

ちなみに、過去のハローワークに掲載された求人の平均は22万程度でした。

ボランティアの募集要項に記載されているので、ボランティアを検討している人は募集要項をきちんとさがしてみてください。

ボランティアとは?

ボランティア 給料

「自発的な意思に基づき他人や社会に貢献する行為」がボランティアと言われています。

(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1203-5e_0001.pdf 

ボランティアの種類

ボランティアには、大きく12の項目に分けられています。

・自然や環境を守るための活動

公園の清掃、植樹、野生動物の保護など

・国際交流、国際協力に関する活動

通訳、難民救助、技術援助、食料援助など

・多文化共生に関する活動

生活・医療相談、子供へのサポートなど

・社会福祉

高齢者と子供の交流の場づくり、レクリエーション、寝たきりやひとり暮らしの高齢者への給食サービス

・障がい者を対象とした活動

体の不自由な子供を学校まで誘導する、障がい者への技術指導、訪問介護、手話など

・健康や医療サービスに関係した活動

献血、巡回医療、健康相談など

・安全な生活のための活動

地域の危険場所点検のための巡回、通学路での安全活動など

・防災、被災者支援に関係した活動

 (東日本大震災や西日本豪雨に関連した活動を含む)

救助物資の運搬、がれき・土砂などの撤去作業、募金活動など

・まちづくりのための活動

道路に花を植える活動、駅の自転車置き場の整理、村おこし・地域おこしの活動など

・スポーツ・文化・芸術に関連した活動

スポーツ教室における指導、各種講演会の開催、音楽家・芸術家の育成支援、演劇の鑑賞会の企画など

・乳幼児、児童、青少年等の健全育成を対象をした活動

赤ちゃん相談、公園などでのレクリエーション活動、児童保育、子育て支援、いじめ相談電話など

・その他

 生活保護者の支援、ボランティアのサポートなど

(参考HP http://makeachangeday.com/mcd_info/mcd_actionlist/ )

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ボランティアの境界線

ボランティアと労働者の違いを、「お給料がもらえるか・もらえないか」だと勘違いしている人が多いのですが、実は「指示を断れるか・断れないか」なんです!

労働者になってしまうと、雇用者からの指示に従ってお給料をいただくので雇用者の指示は基本断る事ができません。

でも、ボランティアの場合は労働者と雇用主の関係性ではなくなるため「指示を断れるか・断れないか」が境界線になってきます。

NPO法人ってなに?

Npo法人 給料 どこから

ボランティア関連で調べると「NPO」というワードを良く目にすると思います。

NPOって何か知っていますか?

NPO(Nonprogit Organization)とは、「非営利組織」のこと。

営利を目的としない活動のことを指します。

たまに、「お金が絡んでいない組織」と思っているかたもいるのですが少し違うんです。

また、NPO法人は全国に5万団体ほどありそのうちの10%が事業型NPOで残りの90%がボランティア型のNPOのようです。

事業型NPO:専従の社員を採用し、事業売上を立てながら運営をしているNPO

ちなみにNGO(Non Governmental Organization)とは非政府組織のことで、国際連合が国際会議に出席する政府以外の民間団体のことです。

NGO≧NPOの関係です。

NPO法人の収入源

ボランティア お金もらえる

基本的にNPO法人も株式会社とほとんど同じで

・委託業務収入:クライアントから案件を受け取る

・自主事業収入:独自のサービスを売る

・補助金・助成金

・会費

・寄付金

から収入を得ています。

NPO法人と株式会社の違い

ボランティア 収益

・活動しているフィールド

株式会社:サービスを受ける人がお金を払うビジネス

NPO法人:別の人にお金を寄付してもらいなりたつ活動・サービスを受ける人と費用を負担する人が異なる事業

・収入面

上で、収入源はほとんど同じとお伝えしましたが、1か所違うところがあります。

それは「寄付金」についてです。

寄付金:株式会社は15~20%の法人税を払わないといけないけど、NOP法人はもらった寄付金に税がかからない

・利益について

株式会社でいう「利益」のことをNPO法人では「剰余金」と呼びます。

株式会社:「株主から投資してもらい、そのお金で事業を行い、利益を出して株主に返す」のがルールだから、利益は株主に配分する

NPO法人:株主はいない。寄付をしてくれた人にも分配できない。剰余金は自分たちの事業に使わなければいけない

NPOのように非営利目的の団体は、残ったお金を個人へ分配することはできません。

まとめ

このように、事業型NPOや有償ボランティアであればお給料をいただきながらボランティアをすることができます!

専従の社員として所属しなければいけない場合もありますが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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