先ほど、我が家の食卓での出来事。
みんなで桜餅を食べようとしたところ、
息子が桜の葉は毒があるから危険だよ!って言うんです。
え、マジ?ってみんな一瞬疑うも
娘がパクっ。パパもパクっ。
えっ、私もパッ、パッ、パクっていきたかったけど息子の言うって結構正しいことばかりなのでちょっと桜餅と葉っぱ食べるの不安なんで一応調べてみたいと思いまして、、、
今回は、桜の葉にある毒はどんなものなのか、そして本当に食べても問題ないのかについて調べてみたのでお伝えします。
Sponsored Link
サクッと要点だけ見る→
ほんとに桜の葉に毒はあるの?
桜の葉に毒はほんとにありました!
桜の葉にある毒の正体は「クマリン」というものです。
クマリンは、雨が降ると地面に落ちて、毒を周りに撒き散らします。
そうすると、植物が育ちにくくなるので桜の木の周りは雑草が少ないです。
また、抗菌の効果もあるので桜の葉を守る役割もしています。
桜餅の桜の葉はとっても良い香りがしますが、この香りはクマリンの香りです。
通常は桜の葉の匂いを嗅いでもクマリンの香りはしませんが、桜餅に使われている桜の葉は塩漬けにされており、塩漬けにすることでクマリンは生成されるので、とても良い香りがします。
桜餅の葉っぱは食べてはいけないはウソ!大量に摂取しなければ問題ない
クマリンは、肝毒性があって肝機能を弱める働きがあるので食品添加物として認められていません。
ただ、人体にそこまで強い影響はないので、日常的に大量摂取をしない限り少しくらい食べても問題ないのだそうです。
よって、桜餅に巻かれている桜の葉を食べるくらいなら大丈夫です。
それに、桜の葉以外にもクマリンを含む食べ物はあります。
みかんやもも、グレープフルーツ、にんじんなどがそうです。
桜餅に葉っぱが巻かれている理由
Sponsored Link
少しくらいなら食べても問題ないということでしたが、なぜ桜餅に葉っぱが巻かれているのでしょうか?
こちらにも書いていますが、
・桜の香りづけのため
・塩漬けされた葉っぱと、餡の甘さが合うから
・餅の乾燥を防ぐため
・餅にホコリがつかないようにするため
これらの理由が挙げられます。
確かに、桜の葉の香り(正しくはクマリンの香り)はとっても良い香りで、私は個人的に葉っぱは好きじゃないので剥がして食べるのですが、それでも香り自体は好きなので桜餅に葉っぱは必要だと思います。
桜餅の葉っぱは食べるのが正しいのか、食べないのが正しいのかどっちなんだろうと疑問に思っていましたが、これはどちらが正しいとかはなく、はっきりしたルールはありません。
チェック>>桜餅を食べる正しい時期と関東関西の違い
桜餅の葉っぱの種類って何種類?
桜餅に使われる桜の葉はどんなものが使われているのかについてもご紹介します。
桜にはいくつか種類がありますよね。
桜餅に使われる桜の葉の種類はオオシマサクラという種類の新葉です。
これは、葉っぱの裏に産毛が少なく、葉っぱ自体も柔らかく食べやすいので使われています。
基本的にこれ以外の桜の葉は使われないので、桜餅の葉っぱとして使う専用に桜の木が育てられているのだそうです。
この専用の桜の木は、高さが50cmくらいしかないので葉っぱが摘み取りやすいです。
桜の種類は、有名なものだとソメイヨシノがありますが、ソメイヨシノの葉は香りが少ないため桜餅に使うには向いていないそうです。
初夏に桜の葉を摘み取って、半年間塩漬けにし、その後桜餅になるのでちょうど春頃に食べられます。
まとめ
桜の葉の毒は「クマリン」という成分で、肝毒性があるから大量摂取は良くないですが、桜餅に巻かれているものを食べるくらいなら大丈夫とのことでした。
なので、桜餅の葉っぱは食べる派の人は安心して食べて下さい!