中学生の間は気にしなくても伸びていた身長が、高校生になった途端伸びなくなってしまったのでとても焦った記憶があります。
最近、高校生の娘がやたらとストレッチすなと思ったら、身長のことを気にしているみたいです。
私は、当時諦めて何もしませんでしたが、男女問わず身長は20歳までは伸びる可能性があるという風に言われています。
遺伝も大きく関係することなので個人差はありますが、女子高生でもまだ身長が伸びる可能性はあるということですよね!
そこで今回は、身長を伸ばすには具体的に何をしたら良いのか調べてみたことをシェアします。
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簡単に身長を伸ばす方法はとにかく質のいい睡眠!
身長を伸ばすには、
・質の良い睡眠
・運動
・質の良い食事
以上の3つが主に大切なことです。
骨の成長に最も大切な成長ホルモンは、寝ている間に分泌されます。
なので、質の良い睡眠をとるというのは3つの中でもかなり重要なことです。
ただ長時間寝れば良いというのではなく、しっかりと深い眠りにつけているかどうかがポイントです。
質のいい睡眠ってどうすればいい?
質の良い睡眠をとる為には、主に3つのポイントがあります。
・寝る直前までテレビやパソコン、スマホなどを見ない
・夜に激しい運動は控える
・食事は、最低でも寝る3時間前までに済ませる
パソコンやスマホの画面からはブルーライトが出ており、これによって脳が活発になります。
成長ホルモンが分泌されるのは、ノンレム睡眠という最も深く眠っている状態の時です。
ベッドにスマホを持ち込んで寝る直前までスマホを触ってしまうと、脳が活発なままなので深い眠りが取れず、成長ホルモンが分泌されにくいです。
激しい運動も同様、目が覚めてしまって深い眠りにつきにくくなってしまうので、寝る直前の運動や熱いお風呂に入ったりするのは避けましょう。
また、食事をとる時間も気をつけましょう。
寝る直前に何か食べてしまうと、消化する為にエネルギーを使うので、眠りが浅くなってしまいます。
どうしても夜お腹すいて眠れないという時は、白湯を飲んだり消化の良い豆乳を飲むようにしましょう。
そして、体内の血糖値が高い時は成長ホルモンが分泌されないので、夜遅くに食べるのは控えましょう。
成長ホルモンは、眠ってから3時間の間が最も分泌される時間で、9割の成長ホルモンが3時間で分泌されます。
なので、最低3時間は質の良い睡眠が取れる環境を整える必要があります。
高校生に人気のストレッチは身長伸ばす方法ではない
最近、高校生や女子中学生で話題になっているストレッチやぶら下がりなどがすぐに効果が出そう!というイメージがありますが、これらに効果はないです。
ぶら下がりをすることで一時的に伸びたとしても、すぐに戻ってしまうそうです。
しかし、身長を伸ばす為に適度な運動は効果的だと言えます。
人の骨は、重さを感知する機能があります。
運動をすることで骨に重圧がかかり、骨を作る細胞がそれを感知し、骨を強く強くしようと働きます。
運動することで骨が強くなり、反対に運動を全くしないと骨が脆くなってしまい、身長が伸びなくなるだけでなく大人になった時に骨粗しょう症になるリスクが高まることも考えられます。
バスケットボールやバレーボールなどジャンプをするようなスポールをすると身長が伸びそうというイメージがありますが、実際は関係ないので1日30分のウォーキングなど適度な運動で良いです。
日中に運動することで睡眠の質も高まるので、運動をしない場合よりも成長ホルモンの分泌量が上がるという風にも言われています。
ただし、無理をして食事が取れなくなってしまうと、身長を伸ばす為に必要な栄養が取れなくなってしまうので気をつけましょう。
特に、負荷をかけた筋トレは注意しましょう。
関節に強い負荷がかかってしまうと、骨の成長が止まってしまう原因となることがあるので、キツすぎる筋トレは避けた方が良いです。
身長を伸ばす食べ物とは?
どれだけ質の良い睡眠をとって、適度な運動をしたとしても、必要な栄養がきちんと取れていなければ身長は伸びません。
骨の成長に良いとされる栄養素はどんなものがあるのかご紹介します。
・タンパク質
・アミノ酸
・ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンK2、ビタミンE、ビタミンD
・カルシウム
・乳酸菌
・アルギニン
・マグネシウム
・亜鉛
この中で特に重要なのは、タンパク質とカルシウムです。
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身長が伸びるものといえばカルシウムですよね。
ただ、カルシウムは骨を強くする為にも重要な栄養素ではありますが、カルシウムだけを摂取しても身長は伸びません。
骨の端には骨端線というものがあるのですが、これは軟骨細胞が集まってできるもので、軟骨細胞がどんどん積み重なることで骨が伸びる=身長が伸びるという仕組みになっています。
この軟骨細胞を作るのがタンパク質なので、身長を伸ばす為にはとても大切な栄養素だと言えます。
さらに、亜鉛は成長ホルモンに関係している栄養なので、身長を伸ばす為に必須です。
亜鉛を多く含む食材は、ピーナツや納豆、ごま、レバー、牡蠣、うなぎの蒲焼きなどです。
これらと肉や魚などのタンパク質と合わせて摂取すると良いでしょう。
反対に、摂りすぎるとあまり良くないものというのもあります。
それが、糖分とリンという成分です。
糖分は分解する時にカルシウムを消費してしまうので摂りすぎに注意です。
砂糖がたっぷり入った甘いお菓子は食べ過ぎないようにしましょう。
リンはカルシウムの吸収を邪魔してしまうので摂りすぎないようにしましょう。
インスタントの食品やスナック菓子などに多く含まれています。
これさえ摂っていれば良いというものではなく、骨の成長の為には色々な栄養素が必要なので、バランスよく質の良い栄養を摂ることが大切です。
背を伸ばすには思春期を遅らせる
身長が伸びる時期というのは決まっていて、乳幼児期と思春期が最も急激に身長が伸びる時期です。
ただ、思春期を迎えると「性ホルモン」の影響によって身長が伸びるのですが、この性ホルモンは骨の成長を止めてしまうとも言われています。
なので、思春期を迎えて身長が伸びた後は成長が止まってしまう人が多くいるのだそうです。
また、思春期の間に起こる身長の伸びは個人差が少なく、1年間の間に男子は約10cm、女子は約7、8cmは伸びます。
つまり、身長を高くするには思春期を迎えるまでにどれだけ身長を伸ばせるかがポイントになります。
具体的にどうすれば良いのかというと、思春期が早く来すぎてしまわないようにすることで身長が伸びる期間を長くすることが出来ます。
「思春期が来る時期なんて人それぞれで、どうしようもないのでは?」と思っていたのですが、生活習慣によって多少は遅らせることが可能なんです!
その中でも特に重要なのは睡眠です。
思春期は性ホルモンの影響で迎えますが、性ホルモンは脳から分泌される「メラトニン」というホルモンによって分泌が抑えられています。
メラトニンは睡眠に大きく関わっているホルモンでもあるので、睡眠時間が短かったり質の良い睡眠がとれていないとメラトニンが分泌されず、性ホルモンが多量に分泌されて思春期を早く迎えてしまうのです。
言い換えると、質のいい睡眠をとることで思春期がくるのを少しでも遅らせるということです。
そして、睡眠の次に注意しなければいけないのが肥満です。
脂肪からは食欲などを調節するための「レプチン」というホルモンが分泌されています。
このレプチンは、性機能の維持や性成熟などにもかなり関係のあるものなので、肥満によってレプチンが多く分泌されることで思春期を早く迎えてしまうということに繋がります。
思春期を迎えるのを遅らせるには、しっかり睡眠をとり、肥満にならないために適度な運動を行うことが大切だということでした。
ただ、思春期の前後の女子は痩せたいと考えるようになり、ダイエットを行う人が増えます。
確かに肥満は思春期が来るのを早めてしまう可能性もありますが、無理なダイエットをして栄養不足になってしまっても栄養が足りずに身長が伸びないということが起こってしまうので気をつけましょう。
まとめ
人が最も身長が伸びる時期というのは乳幼児期と思春期で、思春期がすぎてしまうと身長が伸びずらくなってしまうということでした。
思春期は男子の場合で11〜16歳、女子の場合で10〜14歳の間に迎えるのが平均なので、女子は高校生になると思春期が終わって身長の伸びが止まってしまう人が多いです。
よって、今回ご紹介した方法は思春期を迎える前に行うのが最も効果的ではあります。
しかし、インターネット上には思春期を過ぎていても睡眠や食事の改善や運動をすることで身長が伸びたという情報もあります。
母親からの太鼓判をもらっている方法>> PLUS10UP
成長期の頃みたいに目に見えて身長が伸びるというのは難しいですが、1〜3cmくらいなら可能性はあります。
生活習慣を整えるのは健康にも良いことなので、身長のためだけでなく身体の為にもぜひ試してみてください。
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