子なし離婚ということがよく言われるようになりました。
一生添い遂げたいと思ったパートナーとの結婚5年目。
この時期に「離婚」ということが頭をよぎるということは、諸事情を抱え、様々な不満や怒りなどの気持ちが、積もっているということでしょう。
子供がいない場合、離婚のハードルは下がります。
ですが、やはり「離婚」というのは人生の中でも大きな出来事であり、よほどの理由がない限り、慎重に考えなければなりません。
離婚するか、しないか、どちらが幸せなのか、後悔しないか、調べたことをシェアしたいと思います。
Sponsored Link
サクッと要点だけ見る→
子供のいない夫婦の離婚事情
子供がほしいor ほしくない
結婚前は「子供がほしい(or ほしくない)」と言っていたパートナーが、「やはりほしくない(or ほしい)」と言い出すなど、年齢や状況に応じて、気持ちは変わります。
話が違う、ということにはなりますが、かと言ってパートナーとの考え方が折り合わないというだけでは離婚には到らないようです。
ただ、この考え方の違いから夫婦関係がぎくしゃくすることになります。
会話がなくなる、一緒にいてもいい時間を過ごせない、家に居たくない、浮気する…と離婚への道を歩むことになります。
◆ 子供がいないことが離婚のハードルを下げる
「子はかすがい」と言いますし、実際、周囲で離婚したカップルは子なし夫婦のことが多いという統計もあります。
子供に対する考え方が折り合わないことから、パートナーとのいい時間が過ごせなくなると、「子供もいないし、この先、歩み寄れないなら早く離婚した方がいい」という考え方になる方は多いようです。
特に女性は年齢が大きなネックになっています。
離婚のメリット・デメリット
5年の結婚生活を経て離婚となると、生活が大きく変わります。
不満や怒りがたまっている状態で考えると、離婚に明るい希望を見出したいかもしれません。
ですが、生活面・経済面についてのデメリットにも意識を向け、現実に向き合いましょう。
DVやモラハラといったことがあるなら別ですが、勢いで離婚ということは避け、離婚のデメリットも整理し、よく考えることが大切です。
メリット
・何よりすっきりする
Sponsored Link
・新しい人生を歩める(再婚や子供を持つことの可能性など)
・金銭面、生活面、あらゆる面でしばられない自由が手に入る
デメリット
・5年かけて作ってきた居場所がなくなる
・自分の親を悲しませる
・経済的に厳しくなる(特に女性は正社員でない場合、自立が難しい)
・生活が変わる
・元夫への気持ちが整理できない
・様々な後悔の気持ちから、自分を責め、自己否定的になる
・世間の目が気になる
離婚する?しない?
最終的に決めるのは自分自身です。
ですが、人生の大事な決断になりますから、一人で思い込んだり、考え込んだりするのはやめた方が賢明です。
ぐるぐると一人で考えていると、気持ちに左右され、冷静な判断ができなくなることがあります。
離婚のメリット、デメリットを整理し、信頼できる人によく相談し、別の視点も入れてもらいましょう。
もちろん、最終的な決心をする前に、何度もパートナーとも話し合うことが必要です。
何が理由で、離婚を考えるに到ったのか、なるべく「私は~と思う」と主語は「私」にして話すと、「あなた」を主語にするよりスムーズに話し合えます。
(主語が「あなた」になると「あなたはいつも~」「あなたは~してくれなかった」と責める口調になりがちです。)
パートナーの話もよく聞く努力をし、後悔のないよう、気持ちをお互い伝え合いましょう。
気持ちや考えを整理できると、離婚するかしないか、パートナーと一緒に心を決めることができ、何をすべきかが見えてきます。
パートナーとやり直しの可能性もよく話し合い納得できていれば、どちらの選択をしても後悔することがないでしょう。
まとめ
離婚するカップルは3組に1組とも言われます。
子供がいなければ、夫婦の気持ちとタイミングが合えば離婚は簡単なように感じるかもしれません。
ですが、子どもがいなくてもデメリットはありますし、何より一度は一生添い遂げようと思った相手です。
モラハラやDVではないなら、その時の気持ちにと勢いで離婚する、というようなことはないよう、冷静になりましょう。