単身赴任で離婚したので会社の責任でしょ！と訴えたものの･･･

単身赴任中の旦那の浮気が発覚！
離婚した私の友達が、そもそも単身赴任させた旦那の会社の責任でしょ！と訴えだしたのですが、はたして勝てるんでしょうか？

単身赴任によってコミュニケーション不足になり、物理的にも心理的にも距離が遠くなることによって浮気に走り離婚に至る・・・などと、単身赴任家庭の夫婦にはいろいろ悩みが尽きないです。

単身赴任で離婚する確率は、同居している場合に比べ約2倍とも言われていますし、現在単身赴任の夫がいる方、これから単身赴任になる方、不安ですよね。

そして万が一、単身赴任が原因で離婚に至った場合、単身赴任に行かせた会社の責任は問えるのでしょうか？
その辺り、気になったので調べたことシェアします。
私もいつなんどき旦那が単身赴任するかわからないですし。

なぜ単身赴任になると離婚しやすいの？

断トツ多い理由はズバリ浮気でしょう。単身赴任になり、家庭のしがらみから自由になった男性は浮気に走りやすくなります。妻の監視の目がないぶん、邪魔されるものがないので歯止めが利かなくなることも多いでしょう。また、男性だけでなく女性も寂しさを紛らわすために浮気することがあります。

同居しているときと違い、毎日顔を合わせる訳では無くなるので、お互いが意識的に連絡をしない限りコミュニケーションはゼロになってしまいます。また、最初の頃はまめに連絡を取り合っていた夫婦も、時間の経過と共に連絡も疎かになってしまうことが多いのです。

その他にも、生活時間の違いや、生活費の問題など様々な原因があります。

それまでは円満に過ごしていたのに、単身赴任のせいで夫婦関係が破綻してしまった・・・そもそも会社が単身赴任なんか行かせたからじゃないの？
と、会社に責任を問いたくなる気持ちもわかります。

しかし、残念ながら会社に責任を問うことは難しいというのが現状です。

例えば、会社に何らかの過失があった場合や違法性が認められるようなことがあるのであれば話は変わってきますが、単身赴任はその会社で働いている限り不可欠なことですので、損害賠償など請求することはできないのです。

単身赴任家庭の夫婦でも、何年も円満に過ごしていらっしゃる家庭はたくさんあります。

そんな方々は、どうやって乗り越えているのでしょうか。

ただでさえコミュニケーションが不足しているなかで不満を溜め込んでしまうと、どんどん悪循環に飲み込まれていきます。毎日、顔を見て話しが出来ないぶん、お互いが我慢せずにきちんと相手に気持ちを伝えることが大切です。

もちろん、会いたいときも我慢は禁物。時間やお金が許す限り、我慢しないで会いに行きましょう。

離れていると連絡が少し途絶えただけで、『浮気してるんじゃ？』　『何かやましいことでも？』と疑いたくなりますが、それを何の根拠もなく相手にぶつけていると、喧嘩が絶えなくなってしまいます。

先程の、”我慢しない”と矛盾しているようですが、お互いの信頼を失ってしまっては本末転倒です。お互いの気持ちを尊重しつつ、信頼関係を保っていけるのがベストです。

一緒に住んでいたときには当たり前に思っていた、夫のありがたさや妻のありがたさを改めて感じることができるのが単身赴任です。

お互いへの感謝の気持ちを忘れることが無ければきっと、夫婦の絆も崩れてしまわないでしょう。

”単身赴任のせいで”　”単身赴任さえなければ”　と、ネガティブな気持ちが優先されてしまい、会社にさえ責任を問いたくなってしまう。単身赴任に対して、ネガティブな考えしか浮かばない時もあるかもしれませんが、あえてポジティブに考えてみることが円満家庭を守る秘訣かもしれません。

私は、単身赴任がなければ気づけなかったことや感謝の気持ちをお互い見つめなおしてみてはどう？と友人に意見を聞いて、前向きになってもらいたいと思っています。