生牡蠣を知り合いからもらったのですが、家で牡蠣を調理したことがないので処理の仕方とかが分からないんです。。。
牡蠣ってなんとなく調理が難しそうなイメージがありますが、家で簡単に作れるものがあれば知りたいです。
また、牡蠣の美味しい食べ方はどんなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、生牡蠣の下処理の仕方、縮む理由、小さくならないようにする方法や
おすすめの調理法、そして賞味期限と保存方法など徹底調査したことをシェアします!
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殻付き生牡蠣の下処理方法
殻付き牡蠣の場合は、殻をたわしなどでしっかり擦って汚れを落とします。
そして、軍手をし、貝のふくらみのある方を下に、貝の平らな方を上にして、隙間からナイフを入れ、一周ぐるっとナイフを入れながらまわし、上の殻に着いている貝柱を切っていきます。
貝柱が切れれば、殻を簡単に開けることができます。
上の殻をはがした後は、下の殻に牡蠣がくっついているので、またナイフでまわしながら牡蠣を殻からはがしていきます。
牡蠣が縮む理由は?
生牡蠣はにたくさん水分が含まれています。
その水分には旨味もあり、それが加熱することで外に逃げてしまい、調理後の食べるときには旨味も少なくなり、小さくなってしまいます。
私は、いつも料理するたびに小さくなった牡蠣を残念だなと思っていました。
じゃぁ、加熱しても牡蠣から水分を逃がさなくすれば縮まないじゃ?
そんな小さくならない方法はあるんでしょうか?
牡蠣を小さくならないようにするには?
そんな方法、ありました!
調理する前に、ちょっとした下ごしらえで牡蠣が縮まなくなります。
この下処理をしておくことで、焼いても、揚げても、煮ても縮まなくなります!
必要な材料は、生牡蠣6個(約150g)の場合
・塩:小さじ1
・片栗粉:小さじ2
・水:400ml
以上の3つです。
(下処理の手順)
1.生牡蠣をボウルに入れ、塩と片栗粉を入れます
2.10秒くらい混ぜます。この時、揉まないように混ぜます
3.水を加え、汚れを優しく混ぜながら落としていきます
4.水が汚れたら捨てて、2〜3回ほど水ですすぎます
5.最後にキッチンペーパーで牡蠣の水気を軽くとります
以上で下処理は完成ですが、さらに牡蠣を縮ませないためにもう一工夫加えるとより効果があります。
そして、沸騰させたお湯でさっと10秒ほど茹でて、冷水に取ればOKです。
片栗粉が牡蠣をコーティングしてくれるので、縮みにくくなってプリプリな牡蠣が食べられます!
生牡蠣のおすすめの食べ方と簡単な調理方法
牡蠣のおすすめの食べ方は、生牡蠣や焼き牡蠣、蒸し牡蠣などがあります。
殻付き牡蠣の食べ方
殻付きの牡蠣の場合は、下処理で紹介した方法もありますが、自分で殻を開けるのが嫌な場合は、レンジで温めると殻を開けることができます。
温める時間は1個あたり1分程度が目安ですが、生っぽく食べたい場合は温める時間を少し短くして調節すると良いです。
レンジで温めると少し殻が開くので、それを手で開いてそのまま汁ごと食べても美味しいです。
塩味がついているので何もつけなくてもいいのですが、お好みでレモンを絞って食べても美味しいです。
フライパンで調理する方法
焼き牡蠣の場合は、網で焼くと美味しいですが、なければフライパンでも調理ができます。
アルミホイルをフライパンに敷き、平らな面を上にして牡蠣を並べます。
そして、蓋をして約10分加熱するだけで出来上がりです。
少し殻が開いているのを開けて、そのまま食べると美味しいです。
これを蒸し牡蠣にしたい時は、深めのフライパンか鍋に牡蠣を重ならないように並べて、水と酒を底から1cmくらいまで入れて中火〜強火で約10分〜15分程度加熱します。
殻が開いてきたら出来上がりです。
むき身の調理法
むき身の牡蠣は、カキフライがおすすめです。
先ほど紹介した下処理を済ませてから調理します。
カキフライ
カキフライ材料 2人分
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・牡蠣(むき身):100g
・片栗粉:大さじ1
・生パン粉:適量
・揚げ油:適量
(a)
・卵:1個
・小麦粉:大さじ1.5
(作り方)
1.(a)の卵と小麦粉をよく混ぜ合わせます。
2.下処理を済ませた牡蠣を混ぜ合わせた(a)にくぐらせて、ヒダを持って持ち上げてパン粉の上におきます。
3.パン粉の上に乗せたら、さらにパン粉を被せます。この時、押し付けないようにするのがポイントです。
4.揚げ油を170度前後に熱します。
5.1度にたくさん揚げると油の温度が下がってしまうので、鍋の3分の1くらいずつ牡蠣を揚げていきます。2分半〜3分程度揚げて、きつね色になったら取り出します。
6.お好みでタルタルソースなどを添えて完成です。
さらにもう1つ、むき身の牡蠣のおすすめの調理法が、牡蠣のお吸い物です。
牡蠣のお吸い物
牡蠣のお吸い物材料
・牡蠣(むき身):お好み
・カツオ出汁:適量
・お塩:お好み
・醤油:お好み
(作り方)
1.お鍋に水とカツオ出汁を入れて沸騰させます。
2.沸騰したら、下処理を済ませた牡蠣を入れてしっかり火を通します。
芯までしっかり火を通すことで、牡蠣の旨味がよく出て美味しくなります。
3.さらに、お好みで豆腐などを入れます。
4.最後に塩とお醤油で好きな濃さまで味付けしたら完成です。
生牡蠣の賞味期限は3〜5日
牡蠣は生物なので賞味期限はそれほど長くなく、頂き物であればはっきりとした賞味期限が分からないので難しいのですが、生牡蠣の保存期限は水揚げされてから最長で5日とされているので、長くて5日くらいが賞味期限の目安です。
ただし、加熱して食べるのであれば、保存の仕方によってはもう少し持つ場合もあります。
なので、生で食べるのであれば、いただいてから3〜5日以内には食べるようにして、5日経ってしまったものは焼き牡蠣やフライにするなど、加熱して食べるようにしましょう。
牡蠣を日持ちさせる保存方法
紹介した通り、生牡蠣の賞味期限はそれほど長くないので、出来るだけ早めに食べてしまうのが良いですが、少しでも長く保存しておきたい時の保存方法を紹介します。
まず、保存する前に、いただいた牡蠣は1度塩水にくぐらせましょう。
牡蠣は乾燥にしてしまうと身が痩せてしまってプリプリの食感がなくなってしまいます。
そして、塩水で濡らしたキッチンペーパーなどで包み、タッパーなどに入れて冷蔵保存しましょう。
スペースの都合などで冷蔵庫に入れられない場合は、発泡スチロールに入れて、上に氷をのせて保存しましょう。
さらに、溶けた氷が流れ出るように、発泡スチロールの底に穴を開けて、濡れても良い場所に置いておきましょう。
夏場に発泡スチロールで保存する時は、当然氷が溶けるのも早いのでこまめに氷の交換を行いましょう。
また、殻付き牡蠣を長持ちさせたい場合はむき身にすることで少し劣化を遅らせることができます。
むき身にしてから、先ほど紹介した塩水にくぐらせて、塩水で濡らしたキッチンペーパーで包んでタッパーなどで冷蔵保存するという方法で約1週間は保存可能です。
殻付き牡蠣を冷凍保存
さらに日持ちさせたい時は、殻ごと冷凍するという方法もあります。
殻ごとジッパー袋に入れて、冷凍すると約1ヶ月は持ちます。
冷凍でいただいた場合もそのまま冷凍保存しましょう。
ただし、牡蠣は冷凍してしまうと風味が落ちてしまうので生で食べるには向きません。
冷凍した牡蠣は、むき身であればザルに移して流水解凍します。
殻付き牡蠣は、流水で洗ったあと、レンジで少しずつ解凍しましょう。
まとめ
牡蠣は、下処理や調理が面倒なイメージがありましたが、案外焼くだけで簡単に美味しく食べられます!
下処理をしておくことで臭みも取れて、縮まずにプリプリの美味しい牡蠣が食べられるのでぜひ試してみてください。
また、生牡蠣の賞味期限は短いので、生で食べる場合は長くても保存しておくのは5日までにして、5日すぎたものは加熱して食べるようにしましょう。