先日、テレビで秋田の郷土料理であるきりたんぽ鍋が紹介されていて美味しそうだったので、我が家でも作ってみようということになったのですが、きりたんぽ鍋に必要な「せり」がスーパーになかったんです。
きりたんぽ鍋もせりも初めて食べるので、どんなものがせりの代用として合うのかイメージが出来ませんでした。
また、きりたんぽ鍋の作り方や美味しい〆の食べ方なども知りたいですね。
そこで今回は、きりたんぽ鍋のせりの代わりになる食材はあるのか?ということと、きりたんぽ鍋の作り方や〆などについて調べてみたことをシェアします!
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きりたんぽ鍋のせりの代用になるものは?
せりの代わりとしてきりたんぽ鍋に使える食材はここでは11個ご紹介します。
・三つ葉
・クレソン
・水菜
・パクチー
・小松菜
・春菊
・カブの葉っぱ
・大根の葉っぱ
・セロリ
・明日葉
・豆苗
以上の食材がせりの代わりになるものです。
まず、三つ葉は見た目がせりに似ていますし、香りも良いのでせりと同じようにきりたんぽ鍋に使うことが出来ます。
クレソンは、食感や風味がせりに似ているのできりたんぽ鍋に限らず色んな料理でせりの代わりとしてよく使われるそうです。
水菜はくせがなく食べやすいので、せりが苦手だという方におすすめです。
反対にせりには独特な香りがあり、少しくせがあるのでそれが好きだという方には水菜だと少し満足出来ないなと感じるかもしれません。
パクチーはトムヤムクンなどに使われているもので、ベトナム料理やタイ料理によく使われています。
せりとは少し違いますが、パクチーにも独特な香りがあってきりたんぽ鍋にも合います。
参考ページ>>パクチーとセリの違い
小松菜は、水菜と同じくくせがあまりないので食べやすいです。
また、栄養価も高いのでおすすめです!
春菊は少し苦味があってくせのある香りがするので好き嫌いが別れる食材ではありますが、せりと似たもので代用したいのであればおすすめです。
煮詰めすぎると苦味が強くなるので、シャキシャキ感が残るくらいで食べると良いです。
カブの葉っぱは、普段は捨ててしまうこともあるかもしれませんが、実は栄養がたくさん含まれており、せりの代わりとしてきりたんぽ鍋に入れても美味しいそうです。
大根の葉っぱも同じく、きりたんぽ鍋に合います。
カブより大根の葉っぱの方が少し苦味は強いかと思います。
どちらも少し茹でてから使うことで柔らかくなって食べやすいです!
セロリは葉っぱの部分を使います。
セロリの葉っぱはせりによく似ていて、少しくせのある香りがします。
明日葉はくせのある香りがして苦味が強いものなので、こちらも好き嫌いが別れる食材ですが、健康に良いですし、きりたんぽ鍋にもちゃんと合います。
豆苗はくせがないのでどんな料理にも使える万能な野菜です。
きりたんぽ鍋の作り方
ここでは、手作りのきりたんぽを使ったきりたんぽ鍋の作り方をご紹介します。
そもそもきりたんぽとはどんなものなのかというと、固めのご飯をすりつぶして串に刺して焼いてあるものです。
見た目はちくわのような感じです。
まず、4人分の材料をご紹介します。
・固めに炊いた温かいご飯:400g
・せりまたはせりの代わりとなる野菜:適量
・鶏もも肉:1〜2枚(約500g)
・ごぼう:1本(約100g)
・まいたけ:1〜2パック
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・長ネギ:1〜2本
(a)
・水:3カップ
・鶏ガラスープの素:大さじ2分の1
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
以上が材料です。
次にきりたんぽの作り方とお鍋の作り方をご紹介します。
(きりたんぽの作り方)
1.ご飯をすり鉢かボウルに入れて、すりこぎか、めん棒などでつぶします。
この時、すりこぎを時々塩水につけながらつぶすとやりやすいです。
ご飯は7割程度潰せばOKです。
(少し粒が残っているお餅くらいの感じです。)
2.つぶしたご飯を4等分にし、手に塩水をつけてご飯を丸めます。
3.丸めたご飯を串(割る前の割り箸で良い)に刺して、まな板に転がして長細くしながら形を整えます。
4.フライパンで転がしながら表面に焼き色がつくまで中火で焼いて取り出します。
5.粗熱が取れたら串を抜いて、包丁で半分に斜め切りします。
(鍋の作り方)
・下準備
鶏肉:一口大に切る
ごぼう:皮をこそげ落とし、ささがきにして水にさらす
まいたけ:小房にほぐす
長ネギ:幅が1センチ程度の斜め切りにする
(せりの代わりにカブの葉や大根の葉を使う場合は下茹でしておくと良いです。)
1.鍋に(a)を全て入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせます。
2.鶏肉を入れて蓋をし、さらに煮込みます。
3.再び煮立ったら、ごぼうとまいたけを入れて、アクを取ります。
4.3〜4分ほど煮て火が通ったら、ネギときりたんぽを入れます。
5.最後にせり(または代用した食材)も入れて完成です。
(作るときのポイント)
きりたんぽやネギ、せりなどは食感が大事なので煮込み過ぎないことがポイントです。
特にきりたんぽはあまり煮込みすぎると崩れてきてしまうので注意して下さい。
〆はご飯?麺?
きりたんぽ鍋の〆にはご飯でも麺でも合うのでお好みで選ぶと良いです。
麺だと定番のうどんも良いですが、ラーメンもよく合います。
うどんにする場合は、あんかけにするのがおすすめです。
残ったスープに片栗粉とうどんを入れるだけであんかけうどんに出来ます。
お好みで具材を足しても良いですね。
冷凍うどんを加えて、柚子の皮を千切りにして少し上に乗せて食べるだけでも柚子の香りときりたんぽ鍋のスープがよく合います!
また、雑炊は余ったきりたんぽを崩して食べても美味しいです。
普通のご飯よりもすりつぶしてある方がスープを良く吸うのでとろみが出ます。
卵を加えてたまご雑炊にしても良いですね!
七味唐辛子や生姜など薬味を加えるのもおすすめです。
せりってどんな野菜?
最後に、せりとはどんな野菜なのかをご紹介します。
せりは春の七草の一つで、見た目は三つ葉によく似ています。
食感はシャキシャキしていてくせのある香りがありますが、カリウムや葉酸、βカロテン、ビタミンCなどの栄養がたっぷりな健康にとても良い野菜です。
施設で栽培されているせりもあるので、通年で手に入る野菜ではありますが、旬は2月〜4月の春です。
なので、春以外はあまりスーパーなどでは売られていないというところもあるかもしれません。
きりたんぽ鍋にせりを入れたい方は、ぜひ旬の春に食べてみて下さい!
ただ、きりたんぽ鍋は秋田の郷土料理でせりは欠かせないということで、秋田では10月の中旬ごろから収穫が始めるそうです。
せり代用のまとめ
せりの代わりとしてきりたんぽ鍋に入れられる野菜は以外とたくさんありました!
せりのくせがある感じが好きだから、くせのある香りや苦味がある方が良いのであれば、
・三つ葉
・クレソン
・パクチー
・春菊
・セロリ
これらがおすすめです。
反対に、せりの独特な感じが苦手な方や、子供も食べやすいものが良いという方には、
・水菜
・小松菜
・豆苗
などがせりの代わりとして適しているかと思います!
参考ページ>>パクチーとセリの違い