お通夜やお葬式は亡くなってからいつ行うものなのか、私は葬儀に参列した経験しかなく、自分の家族が亡くなってしまった時にどうすれば良いのか分かりませんでした。。。
お通夜やお葬式はいつなのか?ということだけでなく、そもそも何からすれば良いのか分からず戸惑いましたし。
このページを見られているあなたも、今、そんな状況なのではないでしょうか?
なので、今日亡くなったら葬式はいつするのか?ということなど、家族が亡くなってからどのような流れで何からすれば良いのか?などについて私の体験と補足情報などまとめてみたのでシェアします。
落ち着いて読んでみてください。
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葬式の期間や日程に決まりはない
お葬式はいつからいつまでに行うという決まりは特になく、葬式場や火葬場などの都合なども考慮しないといけませんが、お通夜は亡くなった日の翌日に、葬儀・告別式は翌々日という流れが一般的となっています。
ただし、法律で火葬は亡くなってから24時間以内には出来ないと決められているので注意しなければいけません。
つまり、亡くなってから24時間以上経過していればいつでも良いということになります。
このような法律がある理由は、医療技術が発達していなかった昔は仮死状態でも死亡と診断されてしまうことがあり、死亡と診断された人が生き返るといったことが稀にあったので、火葬までに時間を置かなければいけなかったのだそうです。
現在では技術が上がっており死亡診断ミスはほぼありえないと思われます。
とはいえ、遺体は時間が経つとどんどん傷んでいってしまうので、出来るだけ早く行った方が良いです。
遺体の保存にはドライアイスを使用したり、室温などを管理するのですが、ドライアイスにかかる費用は1日約1万円だと言われています。
亡くなったその日、確認すること4つ
どのようにしてお葬式の日程を決めるのかについて説明します。
お葬式の日程を決める際に、まず確認することが4つあります。
1.葬儀場の予約は可能か
葬儀場は基本的に予約をした順で式の日程が決められます。
自宅から近い葬儀場が良いなど、希望の葬儀場があるのであればまず確認するようにしましょう。
2.火葬場の予約は可能か
火葬場は1日に可能な火葬の件数が決められているので、葬儀場と同じく先着順で日程が決められていきます。
混み合っている時期だと希望通りの日程が難しいこともあるので確認しておく必要があります。
また、注意点として「友引」の日や年末年始には火葬場が休業日となっています。
友引にお葬式を行うのは、周りの人もあの世へ故人と共に連れて行かれてしまうという考えがあり昔から縁起が悪いと言われているからです。
関連ページ>>友引にしてはいけないこと
なので、お通夜の翌日が友引である場合は、お葬式と火葬の日程は亡くなった日の翌々日以降にすることが多いそうです。
このことから、友引の翌日は火葬の予約が混み合います。
関連ページその2>>お通夜は先勝にはやらないほうがいい
3.読経をお願いする予定の僧侶の都合
僧侶を呼んで葬儀を行う場合は僧侶の都合はつくのかということも確認しておかなければいけません。
土日やお盆などは特に法要があって僧侶の都合がつかないこともあり、僧侶の都合がつかず葬儀の日程を変更するということもありえます。
4.ご遺族が参加できるかどうか
突然のことで、親族の中にはどうしても駆けつけるのが難しいという人もいるかもしれません。
特に遠方や海外に住んでいる親族は到着までに数日かかる場合もありますよね。
できる限りそのようなことも考慮して葬儀の日程を決めると良いです。
亡くなった当日に通夜?夜中や早朝、年末年始の場合
夜中に亡くなった場合の通夜
夜中に亡くなった場合についてです。
亡くなった時間が夜中の1時や2時頃であれば、葬儀場などが空いていればその日の夜にお通夜、翌日に葬儀・告別式という流れになるのが一般的です。
早朝に亡くなった場合の通夜
次に、亡くなった時間が4時や5時頃などの早朝であれば、お通夜が翌日、葬儀・告別式は翌々日に行うというのが一般的となっています。
当日にお通夜を出来ないことはありませんが、かなり慌ただしくなってしまうので、どうしても日程的に難しいという場合でなければ無理に当日に行う必要はないと思います。
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年末年始に亡くなった場合の通夜
最後に年末年始に亡くなった場合についてです。
葬儀場は年中無休ですが、火葬場に関しては12月30日から1月3日頃までは休業となっていることが多いので、お通夜などは1月4日以降になります。
ちなみに、年末年始でも葬儀代金などは普段と変わらないところがほとんどです。
そして、年末年始は葬儀会社、僧侶、火葬場なども忙しい時期なので、読経のお願いなどは出来るだけ早くしておくようにしましょう。
亡くなったあとの流れ[状況別]
亡くなった場所が病院なのか、それとも自宅なのかによってそれぞれ流れが違います。
それぞれどんな手続きが必要なのか?ということをご紹介します。
病院で亡くなった後の流れ
死亡診断を医師から受け、死亡診断書を書いてもらいます。
遺体は安置室に移されて、看護師などが遺体の身体を綺麗にする処置が行われます。
そして、自宅か葬儀場へと移されます。
病院にずっと安置しておくということは出来ないので、葬儀会社への連絡は死亡診断書を受け取ったらすぐにしましょう。
家で亡くなった時の流れ
亡くなった場所が自宅の場合、その原因によってそれぞれ流れが違います。
自宅で老衰
まず、自宅療養中に病気で亡くなってしまった場合です。
この場合はすぐにかかりつけの医師に連絡をします。
こちらから病院に行くのではなく、医師に自宅に来てもらって死亡診断をしてもらいます。
ただし、かかりつけの病院がない時や、病院があまりにも遠い場合は救急車を呼び、搬送先の病院で死亡診断されます。
自宅で死亡を発見した場合や元気だった家族が朝起きたら亡くなっていた
次に、事故など元気だった人がで自宅で急死した場合です。
自宅での事故の場合は警察に連絡をしなければいけません。
救急車を呼んだ場合は救急隊が警察へ連絡するということもあります。
警察が到着したら事件性がないかなどを調べるので、それまでは遺体を動かさないようにして下さい。
検証が終わればその場で死体検案書が作成されます。
これは死亡診断書と同じものです。
これを受け取った後に遺体を安置して、葬儀会社と連絡をとるという流れです。
死亡後の手続き役所編
家族が亡くなると、親族への連絡や葬儀の日程決めなどととにかくバタバタしますが、やらなければいけない役所の手続きもいくつかあります。
家族が亡くなったら、まずはじめに死亡診断書または死体検案書を受け取ります。
これは、この後の手続きで必要となる大事なものなので決して失くさないように注意しましょう。
次に、死亡届と埋火葬許可申請の手続きを行います。
この2つの手続きは基本的に同時に行います。
どちらも亡くなってから7日以内に行わなければいけない手続きで、これを行なっていないと火葬が出来ないので覚えておきましょう。
関連ページ>>死亡届・死亡診断書のコピーは必ずしておいて!
これらを提出する役所は、故人が亡くなった場所か本籍地、届人が住んでいる場所のどこかにある役所です。
土日でも深夜でも死亡届の受理はしてくれます。
すぐにやるべきことは以上ですが、他にも役所で行わなければいけない故人に関する手続きがいくつかあります。
14日以内に行わなければいけない手続きが、
・世帯主の変更届
・年金受給停止の手続き
・住民票の抹消届
・介護保険資格消失届
以上の4つです。
そして1ヶ月以内に行わなければいけない手続きは、雇用保険受給資格者証の返還です。
2年以内に行わなければいけない手続きは、
・葬祭料や家族葬祭料請求
・葬祭費請求
・埋葬料請求
・高額医療費の請求
・国民年金の死亡一時金請求
以上の5つです。
役所での手続きの他にもクレジットカードの解約や運転免許証の返納など、やるべきことが多くて大変だとは思いますが、家族や親族にも協力してもらって、期限のあるものは特に早めに済ませておくようにしましょう。
今日亡くなったらいつ葬式?まとめ
亡くなってからいつまでにお葬式をしなければいけないという決まりはなく、24時間経っていればいつでも行えるということだったので慌てる必要はありませんが、遺体のことを考えると出来るだけ早めにした方が良いということでした。
葬儀場や火葬場の予約は可能なのかということ、そして僧侶の都合はつくのか、遠方の親族などすぐに駆けつけることが難しい人への配慮など考えることが多いので、精神的にも大変だと思いますが、流れを知っておくだけでもだいぶ楽になるかと思います。
葬儀についてのことなど、わからないことは葬儀会社が相談にのってくれると思うので、相談しながら準備を進めると良いと思います。
本当に、バタバタで大変だと思いますが、このページでシェアしたことを落ち着いてひとつずつ丁寧に工程をふんでいただければ、幸いです。