「奨学金の説明会と申し込みやってたの?!もう締切り過ぎてるやん!」
と焦ったあなた、
まだ諦めなくても
なんとかなります!
高校生の時、
同じことを友人がやらかしました。
日本学生支援機構の奨学金を
申し込むつもりだったのに、
気づけば春の予約採用は終わっていた・・・
と絶望していた姿を今でも覚えています。
急いで高校の先生にこのことを相談したところ、
奨学金の申し込みは
春だけじゃないと教えてもらいました!
しかし、奨学金の種類が違っていたり
いくつか注意点もありました。
そこで今回は奨学金の申し込み時期や種類になどについてご紹介します。
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奨学金は秋募集もある
春の申し込み期限(高校3年の4月から7月頃)が
過ぎてしまっているという状況であれば、
高校生のうちに予約採用に
申し込むことが出来るチャンスはあと1回あります。
それが秋なのですが、
秋募集は10月から11月頃に申し込みをすることが出来ます。
知らせや申し込みの期限に関しては学校により異なります。
春の募集の方が大々的に知らされるので、
秋募集はいつやってるのかすら
分かりづらいということも
学校によってはあるかもしれないので、
学校で必ず確認しておきましょう。
秋募集は「第二種奨学金」のみだが
秋募集には春募集とは違う点があります。
春募集では「第一種奨学金」の
予約採用を募集していて、
秋募集は「第二種奨学金」の募集のみとなっています。
第一種奨学金と第二種奨学金の一番の違いは
有利子か無利子かという点です。
第一種奨学金が無利子、
第二種奨学金は有利子です。
第一種奨学金は無利子ということで
採用の条件は厳しくなってきます。
それに対して第二種奨学金は
学力基準は平均以上というだけで
特に数値では示されていなかったり、
第一種奨学金と比べると基準は低めになっています。
また、有利子といっても
他の教育ローンなどと比べても
かなり低めになっていて、
利息は3%以内と決まっているので
そこまで負担に感じることはないかなと思います。
借りられる金額に関してですが、
国公立の大学に行くのか、
それとも私立の大学に行くのか、
実家から通うのか、
または一人暮らしや下宿なのか
など条件によって
第一種奨学金の場合は借りられる金額が変わります。
第二種奨学金は
国公立でも私立でも関係なく
2万円から12万円までを
1万円単位で選ぶことが出来ます。
医学部、薬学部、歯学部、獣医学部に進学する場合は
学費が足りない場合増やすことも可能です。
医学部と歯学部が4万円増やすことが出来、
薬学部と獣医学部が2万円増やすことが出来ます。
大学に入ってからも奨学金の募集がある
高校生のうちに申し込むのであれば、
春を逃せば
秋募集の第二種奨学金のみになりますが、
どうしても第一種奨学金が良いという場合、
大学に入ってから申請することが出来る
「在学採用」もあります。
予約採用であれば
申し込みをして通れば必ず支給してもらえます。
在学採用はその名の通り
在学生の中から
奨学金を借りられる人が選ばれるのですが、
選抜になるので
借りることが出来ない場合もあります。
そして、
高校生の時に予約採用で申し込む時は、
高校ごとに枠が決まっている
ということはないのですが、
在学採用に関しては
大学または専門学校によって
採用枠が異なります。
例えばですが、
奨学金の返還を延滞している人が多い
大学や専門学校は採用枠が
他の大学より少なくなっている
ということもあるということです。
このことから、
在学採用に関しては
少し不平等な点があります。
奨学金の予約採用通知が来るのはいつ?
春に申し込みをしていた人は
秋頃には結果が分かります。
秋募集で申し込みをすれば、
2月下旬頃には採用通知が渡されると思います。
推薦入試やAO入試などで合格した人だと
12月頃までには
既に入学前費用を支払っている時期ではないかと思います。
日本学生支援機構の奨学金では
5月から7月頃に貸与がはじまるので、
大学などの入学前に必要となる費用に関しては
まかなうことは出来ない仕組みになっています。
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入学前費用はきちんと納入しなければ
最悪合格が取り消しになったりもするので、
受験の前に入学前費用はいくらかかるのか、
納入する時期はいつなのか
というのをしっかり確認して
入学前費用は準備しておく必要があります。
貸与額を決めるのはいつ?辞退は出来る?
在学採用はあるけれど、
必ず借りられるかどうか
分からないから不安だし、
採用枠が平等ではないということから、
奨学金を絶対に借りたい人は
秋募集で第二種奨学金の
予約採用に申し込むのが安心かと思います。
しかし、秋募集であれば
入学まで約半年、
春であれば約1年も先です。
入学までまだ少し時間がある状態で
貸与額を決めるのは悩みますよね。
ですが、予約採用は
進学届という奨学金を利用するための届出を
入学後に出す必要があります。
この進学届で貸与額など
色々な項目を変更することが出来ます。
奨学金の進学届の期限過ぎた場合は?
また、採用されたのに
この進学届を出さなければ
特に手続きはなくとも
奨学金の利用を辞退するということになります。
本当に必要なくなったのであれば
簡単に辞退出来るので良いですが、
奨学金が必要なのに、
出し忘れてしまっては
大変なので気を付けましょう。
期限が過ぎた場合は
すみやかに各学校の奨学金窓口に
問い合わせてください。
基本的には締切りを過ぎれば給付資格は失いますが、
振込み日は遅れますが、支給される可能性もあります。
予約採用に申し込んでおけば
ゆっくり学費をどうするかも
考えることが出来ますし、
必要になるか分からないという場合でも
申し込みをしておくと良いですね。
奨学金の締切りが過ぎた時のまとめ
・高校3年の春:第一種奨学金(予約採用)
・高校3年の秋:第二種奨学金(予約採用)
・大学入学後の春:第一種奨学金 or 給付型奨学金(在学採用)
奨学金の申し込みが出来るのはこの3回でした。
そして、申し込み期限に関しては
高校により違ってくるので
それぞれ確認が必要とのことでした。
春の申し込み期限に間に合わなかったという人は、
秋募集もあるのでまだ諦めなくて大丈夫です。
どうしても第一種奨学金が良いという場合は
在学採用がありますが、
「大学、専門学校により採用される枠が異なるので不平等」
「選抜になるので借りられるか分からない」
というリスクはありますが、
最後のチャンスとして
申し込むのはありかと思います。
また返済不要の給付型奨学金の公募もあるので、
入学したら大学の事務局はくまなくチェックしておくのがいいです。
しかし、もう少し大人になってから気づくことなんですが、
しっかり働いて稼げるようになれば、
第二種奨学金でも全然問題ないことがわかると思います。
※参考ページ:奨学金の金利は気にしなくても全然問題ない繰上げ返済するほうがリスクあり