奨学金の返済で親が結婚を反対!納得させる方法

「5年付き合ってきて、結婚を考えていた彼が奨学金の返済をしていることが分かったんだけど。結婚は辞めるべき?」
と友人から相談を受けました。

友人としては奨学金があるくらいで
結婚を辞めようとは思わなかったらしいのですが、
友人の両親は
「結婚したら何かとお金がかかるし、奨学金と言っても借金であることには変わりないのだから出来れば結婚する前に完済して欲しい。」
という風に暗に結婚反対の
意見を言っているそうです。

確かに、結婚するとなると
式を挙げるならお金もかかるし、
子供を産むなら
女性は仕事を出来ない期間も出てきますし、
これまで以上にお金がかかるので
奨学金だとしても
借金を抱えたままだと
不安を感じると思います。

とはいえ、
完済してから結婚するとなると
何年かかるの・・・?
となってしまいますし、
そう簡単に完済は出来ませんよね。

とても難しい問題だと思いますが、
奨学金の返済がまだ残っている状態での
結婚は実際どうなのかについて考えていきましょう。

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奨学金は繰り上げ返済してから結婚するべき?

奨学金があると、
「これからきちんと返済していけるのか?」
「家計に支障は出ないか?」
など色々と不安はありますよね。

繰り上げ返済することのメリットとしては、
利息を払わなくて良くなる、
奨学金を返さなければいけないという
精神的ストレスや不安から解放されるといったことがあります。

親からの反対!奨学金の返済が終わっていないのに結婚しても大丈夫?

しかし、
どちらの方が良いとは言い切れませんが、
無理に繰り上げ返済してまで
完済する必要はないのではないかと思われます。

奨学金は人にもよりますが
普通の借金よりはとても金利が低いです。
なので、そこまで利息の心配はする必要がないです。

頑張って完済しても
貯金は0ということの方が
不安が残るかなと思います。

この動画で語られているとおり、
現時点で、十分な生活ができているなら
繰り上げ返済する意味はあまり感じられません。

奨学金の完済のことだけを考えるよりも、
その分貯金をしていった方が
結婚するには何かと安心できると思います。
結婚式や披露宴を挙げるにしても、
新婚旅行に行くにしても
たくさんお金がかかるので
貯金はあった方が良いですし、
子供が欲しいのであれば
それこそ収入がよっぽど多いとかいう人でなければ
貯金は必要ですよね。

両親が反対するから・・・という人も、
「きちんと貯金もしつつ返済は必ずしていく」
という風にしっかり考えていることを伝えて
安心させてあげると許してもらえるかもしれません。

利息もそれぞれ違ってくるので、
まずは利息を計算してみてから
繰り上げ返済した方が得だと考えるなら
繰り上げ返済を選んでも良いと思いますし、
これくらいなら良いかな
と思える金額なら
コツコツ返済していくのでも良いですよね。

奨学金の返済期間・計画は結婚前に話し合う

結婚前に奨学金の返済期間・計画は話し合う

当然ですが、
彼や彼女に奨学金があることを
隠したまま結婚するなんてことは
絶対にしてはいけません。

自分が返すお金だからと言っても、
これから何百万円と返していくのであれば、
いくら借りていて残りいくらで・・・
ということもしっかり説明して、
これから夫婦になるなら
この先の返済計画について
しっかり話し合っておく必要があります。

共働きであれば
返済に困るということはないとしても、
妊娠すれば女性は働けない時期が出てくると思いますし、
子供が生まれれば
これまで通りには働けなくて収入が減り、
支出は増えるということが起こってきます。

そのような場合も想定して
しっかりどうしていくのか
結婚前に話し合っておく必要がありますね。
結婚したら具体的に
どれくらいのお金がかかるのか
知っておくことはとても大切です。

結婚してから
奨学金をたくさん借りていることを知って、
最悪離婚ということにもなる可能性がありますし、
結婚前にしっかり話し合っておくことで
お互いの不安は減ると思います。

奨学金は結婚相手は無関係、結婚後も自分で返す

奨学金は結婚相手は無関係、結婚後も自分で返す

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保証人になっていない限りは、
結婚したとしても
相手の奨学金を支払う義務はありません。

なので、
自分が学ぶために借りたお金なので
自分で返すべきです。
奨学金を借りている側の人は
しっかりこのことを認識しておきましょう。

ですが、結婚する相手に多くの貯金があり、
肩代わりしてくれる
と言ってくれることもあるかもしれません。
自分で払ってすっきりさせたい
という風に思う人もいると思います。

なんだか甘えてしまうのは
嫌だなと感じるかもしれませんが、
返済に充てるつもりだったお金を
貯金に回す余裕が出来ますし、
夫婦で助け合って返済するというのは
そこまで悪いことでもないかなと思います。

お金の問題は
家族でも揉め事になってしまうほど
重要なことです。
どっちにしても、
しっかり話し合い
お互い納得した上で
どうするか決めていきましょう。

奨学金の返済いつまで?月々の返済や利子はいくら?

奨学金の返済いつまで?月々の返済や利子はいくら?

いくら借りたのかによって
大きく変わるので
一概には言えませんが、
実際のところ平均でいくらくらいの金額を
何年くらいかけて返していくものなのでしょうか。

まず返済期間ですが、
奨学金の返済期間は基本的に長いです。
平均だと18年間返済が続きます。
とても長いですよね。
大学を4年間で卒業したとして、
40歳前後まで返済が続きます。

そして金額の平均は324万円です。
知人の男性は大学4年間で
500万円近くの奨学金を

月2万5千円ずつ返済しています。
返済期間は18年だと言っていました。

具体的な金額、返済期間を聞くと、
返済は大変だなと思ってしまいますよね。
親が反対することもある
というのは十分理解出来ます。

この返済していく18年の間に
結婚し、子供が出来て・・・
と色々状況が変わる人も多くいると思います。

何かとお金がかかる時期に奨学金があると
不安要素が増えてしまうかとは思いますが、
先ほどの知人男性も、
奨学金を返しつつ結婚をして子供が出来ました。
贅沢は出来ないけど
妻も理解してくれて
貯金も少しは出来ていると話していました。

返済額や収入によってそれぞれ状況は
大きく変わってくるので
全員がうまくいくとは言い切れませんし、
お金の面では奨学金の返済がある分
大変なことも出てくるかと思いますが、
しっかり計画性を持ってお金の管理をすれば
奨学金があるからといって
結婚を諦めるということは
しなくて良いのではないかと思います。

親からの反対で奨学金の返済中の相手と結婚できない!まとめ

・まずはこれから夫婦になる2人で

「残りの奨学金の金額」

「どれくらいの期間払っていくのか」

「これからの返済計画について」

などについてしっかり話し合いをする。

・無理をしてまで完済するよりは、
貯金を増やすことを優先した方が良い!

・後々のトラブルを防ぐため、
奨学金に関しては包み隠さず話しておく。

・結婚して子供が出来たら
いくらくらいお金がいるのか
ざっくりでも知っておく。

・結婚後も奨学金の支払い義務は相手にはない。
本人はあくまでも自分が借りたお金だと自覚する。

・ただし、相手が支払うと言ってくれた時は
協力して返済していった方が
貯金もしやすく払う利息が少なく済む。

奨学金の返済額も、期間も
それぞれ異なりますし、
収入によっても返済が厳しい人がいたり
様々なので絶対こうと言い切れないのが
難しいところですが、
とにかく一番大切なのは
結婚しようと思っている2人が
しっかり話し合って
少しでも不安を減らしておくことだと思います。

不安が残ったまま結婚してしまうと
結婚後に揉めることになりかねません。

両親が反対しているという場合も、
2人がしっかり奨学金の現状を理解して、
これからどうしていけば良いのかを
分かっていれば親が反対しても
しっかり説明出来ますし、
親も納得してくれるかもしれませんよね。

今回ご紹介したことを踏まえて
まずは話し合って、
今結婚しても本当に大丈夫なのか、
返済していけるのかしっかり考えてみて下さい。

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