うちの子、涙やけが激しいんです。
痒くて掻いてしまい、目の周りの毛がハゲかけてきている・・・
見てて可哀想だし早く治してあげたいと思って、
犬の涙やけを治す方法について、調べたおしました。
涙やけの取り方、涙やけに効くドックフードやサプリ、
涙やけの原因を知って予防できるケア方法はないのかについても調べてみました。
人間に体質があるように、犬にもそれぞれ体質があって、
なかなかみんながみんな同じ効果が得られることは難しいですが、
なんとかその犬にあった方法を見つけてあげれたらなと思います。
サクッと要点だけ見る→
犬の涙やけを治す方法 自宅ケア編
病院に連れて行くなどして涙やけの原因を知る必要がありますが、
自宅で出来るケアとして、まずは涙やけの部分を綺麗にお手入れしてあげてください。
ぬるま湯で濡らした柔らかいガーゼなどで優しく拭き取ると良いです。
これだけで治るわけではありませんが、涙やけが出来ていると雑菌が繁殖しやすい状態なので、こまめに拭いてあげることで悪化を防ぐことが出来ます。
ホウ酸水が涙やけには良いとよく聞きますが、ホウ酸水よりも重曹水で拭き取る方が毒性が低いのでおすすめです。
重曹には塩分が多く含まれているので、犬が間違って飲んでしまわないように注意しなければいけませんが、食品添加物としても使われるものなのでホウ酸水よりも安全だと言えます。
また、目の周りの毛が刺激となっていることもあるので、短く切ってあげるのも良いです。
涙やけしないドッグフードもある
どういう風に関係しているのかについてはまだしっかり分かっていないそうですが、ドッグフードなどの与える食事を変えることで涙やけが改善されることがあります。
どんなものに変えると良いのかというと、
・主な原料が低アレルゲンの食材を使っているもの(魚、鹿肉など)
・低温で調理されているもの
・タンパク質が乾物換算値で22%以上含まれているもの
・ガーリックや生姜などが使われているもの
・合成保存料や着色料などの添加物が使われていないもの
・プロバイオティクスが使われているもの
このようなものに当てはまるものがおすすめです。
それぞれ犬によって合うドッグフードは異なるので、これらに当てはまるからと言って必ず改善するわけではありませんが、合うドッグフードが見つかれば健康的になりますし、涙やけも改善される可能性があります。
つまり、「どの犬でも涙やけが必ず改善する」というドッグフードはありませんが、添加物の摂取を減らすことで効果を得ることが出来ます。
犬の涙やけ改善は手作りフードから
手間はかかりますが手作りのものをたまにでも与えるようにし、
少し値段は高いけれど添加物が多く使われていないドッグフードを選ぶようにしてみてください。
動画内でもおっしゃられていますが、当然ですがすべての犬にこの動画で紹介されているレシピが合うわけではありません。
【食材】
鶏むね肉 300g (324kcal)
にんじん 100g (37kcal)
なす 50g (11kcal)
キャベツ 100g (23kcal)
しめじ 50g (9kcal)
お米 100g (356kcal)
出汁 200ml (6kcal)766kcal
野菜の割合 :2:1
根菜類(にんじん等):2 果菜類(なす等):1
葉菜類(キャベツ等):2 きのこ:1
出典:https://umenomi3.com/french-bulldog/food2018/
犬それぞれ、体質があります。
手作りの涙やけ改善フードは、ほんと手間隙かけて、ちょっとずつレシピも改善してことが大切ですね。
ドッグフードが合っているかどうかを知るには、便をチェックすればいいです。
緩すぎず、固すぎずちょうど良い便が出ていれば良いです。
ドッグフードを変えた直後は特に、下痢や便秘をしていないか注意して見てあげて下さい。
また、場合によってはサプリメントで栄養を補うことも効果的です。
病院で必要かどうかを相談してみるといいでしょう。
どうしても、病院に連れて行く時間もないし、手作りフードも作ってあげる時間がないって場合はモグワン ドッグフード、Drケアワンだけでもチェックしてみるといいと思います。
生活環境などを整える
花粉やホコリなどが涙やけの原因となってしまっている可能性もあります。
外で飼っている場合、花粉の時期だけでも室内や小屋など花粉がダイレクトに飛んでこない場所に入れてあげるのも良いと思います。
室内犬の場合は、普段以上に部屋の中やゲージの中をこまめに掃除してあげましょう。
空気清浄機を使うことも効果的です。
また、ストレスや運動不足などが原因となっていることもあるので、たまには思い切り走り回れる広い場所に連れて行ってあげて発散させてあげることも涙やけを治すことに繋がるかもしれません。
生活環境や生活習慣をきちんと整えてあげることが大切です。
犬の涙やけの原因とは?
涙は98%が無色の水分で出来ており、角膜を守る働きをします。
涙液は、目頭にある「涙点」という穴から入り、鼻涙管という管を通って喉で吸収され流ようになっています。
正常であれば、流れ出るほど作られるものではないのですが、これから紹介するいくつかのトラブルが原因で涙液が目から溢れ出てしまい、それが赤茶っぽく変色してしまうのが涙やけです。
涙やけの原因として考えられるものは大きく分けて3つです。
・涙の分泌量が通常よりも過剰になってしまっている
・涙がうまく排出されていない
・外部からの刺激で傷がつき、炎症を起こしている
1. 涙の分泌量が通常よりも過剰になってしまっている
これは涙点や鼻涙管が未発達であるということが考えられるので、成長するとともに自然と治っていくので心配いりません。
ただし、あまりにも涙の量が多くて感染症を起こしてしまいそうな状態であれば、目薬をさしたり病院で鼻涙管戦場をしてもらわなければいけないこともあります。
その他には、角膜炎や結膜炎、眼瞼炎などの病気が原因で涙が分泌されすぎてしまい、涙やけになっている可能性もあります。
目の病気の場合は目やにが出ていたり、目を気にする仕草をします。
この場合は治療をする必要があるので病院へ行きましょう。
病気が治ることで涙やけも治っていきます。
2. 涙がうまく排出されていない
必要のない涙は鼻涙管を通って目から鼻の方へ流れてゆくのですが、鼻涙管が細くなったり、詰まったりすることで涙がうまく排出されず、溢れ出ることがあります。
先天的に鼻涙管が細い場合などは、手術をすることで治すことが出来ます。
何か異物が詰まっていることが原因であれば、鼻涙管洗浄で改善される場合があります。
ただ、鼻涙管洗浄だけでも麻酔は必要なので、行う必要があるかどうかをきちんと見分けなければいけません。
マッサージで鼻涙管を広げることが出来る可能性もあるので試してみてください。
目頭から鼻にかけて、優しく揉んでマッサージをします。
また、眼輪筋という目の周りの筋肉が未発達だと、涙点や鼻涙管に問題がなくとも涙がうまく排出されないことがあります。
マッサージ方法を解説してくれている動画がありました!
3. 外部からの刺激で傷がつき、炎症を起こしている
まつげや目の周りの毛、ゴミなどが目に入ったりして角膜に小さな傷がつくことで炎症を起こし、涙やけになることもあります。
それだけでなく、花粉やホコリなどによってアレルギーを引き起こしている場合もあります。
涙やけを起こしやすい犬種がある!
涙点の位置が大きく関係していて、顔の特徴としては目が大きくて鼻が短いような犬種は鼻涙管に涙が流れていきづらい構造になっているので涙やけが起こりやすいです。
代表的な犬種だとトイプードルと言われていて、その他にも有名な犬種でチワワ、マルチーズ、シーズー、パピヨン、パグ、ブルドッグ、ポメラニアンなどが涙やけを起こしやすい犬種です。
他の犬種と比べてどんな違いがあるのかというと、涙点の位置が涙を流しにくい位置に生まれつきあって、さらに鼻涙管が細いので老廃物が溜まりやすいせいで詰まりやすいです。
また、この中でもパピヨンは目頭の毛が目に当たりやすいのでそれが原因となって涙やけを起こしてしまうこともあります。
目が大きく、突出しているような犬種(チワワなど)はゴミなどが入りやすいということもあります。
犬の涙やけを治す方法ならびに予防策
涙やけをこれから起こさないようにするには、目に刺激を与えないようにすることが大切です。
目元の毛が長いと目に入って炎症を起こす原因となってしまうので、こまめにカットしてあげると良いでしょう。
また、普段より少しでも涙の量が多いなと感じたら、鼻涙管は詰まっていないか?などを病院でチェックしてもらうのが安心かと思います。
特に、先ほど挙げた涙やけを起こしやすい犬種の場合は必要に応じて鼻涙管洗浄を定期的に行うのも効果的です。
そして、犬の体質に合ったドッグフードを見つけてあげることも予防に繋がります。
先ほどお伝えした通り、添加物の少ないドッグフードなどを与えることで涙やけが改善されることもあるほど、食べるものは大きく関係してくるので、安さだけを重視するのではなく、主成分などを見て選んで挙げてください。
まとめのまとめ犬の涙やけの対処法
涙やけを起こした時はまず、
・重曹水などをつけて綺麗に拭き取ったり、目の周りの毛をカットしたりしてケアしてあげる
・添加物の少ないドッグフードに変えてみる
・アレルギーの原因となるようなものは掃除して取り除く
・ストレスを発散させてあげる
以上の対処法を試してみてください。
もちろん、常に痒そうにしていたり、臭いがしたり、毛がハゲてしまうほどひどい場合は病院に連れて行ってあげましょう。
涙やけの原因が何なのかを突き止めることも大切です。
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