豆炭をバーベキューで使う時は臭いに注意!豆炭の使い方BBQ編

友人達と集まってバーベキューをすることになり、使う炭を私が買うことになって、探していたのですが、炭にも色々あって、それぞれ特徴も異なるみたいです。

その中でも、豆炭(まめたん)はコスパが良いから、
豆炭買っといて!と友人から言われました。

しかし、木炭や黒炭、白炭など他の炭と比べてどう違うのでしょうか?
使う前にメリットやデメリットは知っておきたいところです。

そこで今回は、豆炭をバーベキューの時に使うメリットやデメリット、
そして豆炭の使い方、バーベキューに合う炭ってどれなのか?
などについて調べてみたことをシェアします!

Sponsored Link

サクッと要点だけ見る→

豆炭をバーベキューで使うメリット

豆炭は、まず見た目の特徴として豆のような形をしており、形や大きさがほとんど全て同じです。
豆で出来た炭という訳ではなく、形が豆のようになっているので豆炭です。

火力が安定しやすく同じ温度で燃え続けてくれます。
更に、長時間燃焼するので木炭の2倍くらいの時間は燃えます。
火力調整とか、炭を継ぎ足したりする必要がほとんどないので楽です!

豆炭の燃焼時間の目安は七輪で約3時間、練炭コンロで約4時間となっています。

ただ、豆炭は鉄板焼きや煮込み料理をする時が最も適しています。
バーベキューにも使うことは出来ますが、注意点などデメリットがいくつかあります。

デメリットは豆炭の臭いが焼肉につく!

豆炭の臭いが焼肉につかないように!

豆炭は、主に石炭が原料なので、着火した直後は特に煙が多くて臭いがきつめです。

食材を着火してすぐに置くのはNGです。
煙がある程度少なくなってきて色が白っぽくなった時に焼き始めると良いです。
すぐに焼き始めてしまうと臭いも強いですし、煤(すす)が食べ物についてしまうことがあります。

臭いが強いということで直火は正直向いていません。
ただ、原料が木材の豆炭もホームセンターなどで売られているので、バーベキューには普通の豆炭よりこちらの方が良いと思います。

もう一つのデメリットが、火付きが悪いことです。
火をつけるのに少しコツがいります。
なので、バーナーを使用すると火をつけやすくなります。

豆炭の使い方 バーベキュー編

豆炭の使い方 バーベキュー編

まず、豆炭の火起こしの仕方についてですが、先ほどもお伝えした通り火付きがあまり良くないです。

「簡単に火をつけることができる豆炭」とされている商品がありますが、普通のものよりも高値なので、豆炭のメリットでもあるコスパの良さがなくなってしまいます。

なので、マッチや普通のライターでも火をつけること自体は可能ですが、バーナーなど強力なものを使うか、着火剤を併用することで簡単に火起こしが出来ます。

バーベキュー以外での豆炭の使い方は?

・こたつの熱源

・蒸気機関車の燃料

・料理

このような使い方があります。しかし、豆炭は料理に使われることは少なく、こたつの熱源が主な使い方なのです。

こたつの熱源

電気式のこたつが多くなってきていますが、寒い地域では特に豆炭がこたつの熱源として使われています。
豆炭は1個5円くらいで、1個で1日こたつを温めてくれるので電気よりもコスパが良いですね。
そして、灯油などよりも保管が難しくないので良く使われているのだと思います。

豆炭は冬キャンプでも活躍

【冬キャンプ道具】7円!豆炭アンカで寝袋を「こたつ」化【寒さ対策】

蒸気機関車の燃料

次に、蒸気機関車の燃料でも使われています。
昔は鉄道関係で良く使われていたそうで、今でも一部の鉄道で蒸気機関車の燃料として豆炭を使っているそうです。

料理

最後に料理です。
上記のデメリットでもお伝えしましたが、豆炭は臭いがきついということで食材に臭いが移ってしまうことがあるので直火はおすすめしません。

なので、本来であればバーベキューに使うのは向いていないのですが、上記でご紹介したようなメリットもありますし、バーベキュー用の豆炭が売られているのでそれを使うか、木材が原料のものにすると良いです。

しかし、豆炭を料理に使うなら何が一番良いかと言われると、鉄板焼きやダッチオーブン料理などです。

他にはどんな炭がある?

他にはどんな炭がある?

豆炭はバーベキューに使えない訳ではないけれど、デメリットも多くあるということでしたが、ではバーベキューにはどの炭が適しているのでしょうか?

豆炭の他にはどんな炭があるのかご紹介していきます。

木炭

値段は1kgあたり100円〜300円くらいのものがほとんどです。
ホームセンターに行くと大抵売られていると思います。

豆炭との違いは、大きさや形が一つずつ異なり、火はつけやすいと思います。
燃焼時間が短めというのがデメリットで、平均的な大きさのバーベキューコンロを使用した場合、1時間で2kgくらいは準備しておいた方が良いと思います。

黒炭(こくたん・くろずみ)、切炭(きりずみ)

値段は1kgあたり300円〜600円くらいとなっています。
先ほどの木炭よりも少し高くなっていますが、品質は良いです。

また、黒炭の中では岩手切炭という炭は長さが6cmに揃えられているので扱いやすく、着火がしやすいので慣れていない方には特におすすめです。
平均的な大きさのバーベキューコンロを使用した場合、1時間で1kgくらいは必要だと思われます。

白炭(はくたん・しろずみ)

こちらは、樫の木が原料となっているもので、値段は1kgあたり1,000円を超えるものがほとんどと炭の中でも高値なものです。

炭の表面に消し粉がついて白く見えるので白炭といいます。
臭いもなく、火力も安定しています。
さらに、燃焼時間も他の炭と比べて長いです。

ただし、欠点を挙げるとしたら着火が難しく初心者には向いていないので主に飲食店などで使用されています。
値段が高すぎることからもバーベキューには向いていないかと思います。

成型炭(せいけいたん)

原料は決まっておらず、炭を砕いて成型したものや、おがくずを圧縮成型し、加熱して炭化したものなどがあります。
なので、原材料にもよりますが1kgあたり300円〜600円くらいです。

平均的な大きさのバーベキューコンロを使用した場合、1時間で1kgあれば十分足りると思います。
ただし、着火が難しいので着火剤を用意しましょう。
そして、灰(はい)が多く出るので食材につかないように注意が必要となります。

着火加工成型炭

先ほどの成型炭に着火剤が含まれているものです。
普通の成型炭だと着火しづらいのがデメリットでしたが、こちらは逆に着火しやすいです。

値段は1kgあたり1,000円を超えるものがほとんどで、白炭と同じくらいお高めな炭です。
高価ではありますが、燃え尽きた後は灰粉になって後片付けが楽であったり、着火剤が含まれているので慣れていなくとも扱いやすいというメリットがあります。

ただし、燃焼時間は短い方なので、平均的な大きさのバーベキューコンロを使用した場合、1時間で1.5kgくらいは必要となると思います。

以上が豆炭以外の炭の特徴です。

まとめ

豆炭をバーベキューで使うメリット

結局どの炭がバーベキューに向いているのでしょうか?

まず、一般的にバーベキューに合うとされている炭は黒炭・切炭または成型炭です。
特にこだわりがなければ、このどちらかを選ぶと良いと思います。
初心者なので簡単に出来るものが良いというのであれば、着火加工成型炭が火起こしも簡単で後片付けが楽なので適しています。

本格的な調理を行いたいのであれば、白炭は火持ちも良く、強い赤外線効果もあり、臭いもほとんどないのでおすすめです。

とにかくコスパ重視なのであれば、木炭か豆炭だと思います。
木炭は最もコスパがいいですし、豆炭は大量に使う時や、安定した火力で長時間調理したい時におすすめです。

後で読みたい場合は忘れない内にマーク