お風呂に入っていると、時々白い浮遊物を見かけるんですが、えっ、これっておりもの?
それとも別の・・・
今回はお風呂の白い浮遊物の正体や、白いおりものが病気のサインかどうか、改善するにはどうすればいいかなど調べたことをシェアします。
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お風呂の白い浮遊物はおりものの可能性もあります
お風呂の白い浮遊物は、ほとんどの場合、皮脂や角質などの汚れが水に溶けずに浮いているものです。
これらは、普段から肌や髪から分泌されていますが、水に触れると目立つようになります。
特に、熱いお湯に入ると、皮脂が柔らかくなって剥がれやすくなります。
また、入浴剤やシャンプーなどの洗浄剤を使うと、皮脂や角質と結合して白く濁ったものになります。
また、おりものの一種であることもあります。
おりものとは、女性の膣から分泌される液体や粘液のことで、膣内を清潔に保ったり、感染症から守ったりする役割があります。
おりものは、主に粘液や細胞からなる分泌物で、水に溶けやすく、色や量も個人差があります。
また月経周期やホルモンバランス、ストレスなどによって量や色、臭いなどが変化します。
通常は透明や白っぽく、無臭か微かな酸っぱい臭いがします。
しかし、病気や感染などで異常なおりものになると、色が黄色や緑色になったり、臭いが強くなったりすることがあります。
お風呂の白い浮遊物は、主に水分が多くて透明なおりものが、お湯に触れて固まったものだと考えられます。
なぜおりものがお風呂に浮遊するのか
原因は個人差や体調によって異なりますが、以下のような要因が考えられます。
- 排卵期:排卵期には、卵胞ホルモンの分泌が増えて、おりものが多くなります。また、おりものは水分が多くて透明で伸びやすくなります。このようなおりものは、妊娠しやすい時期を知らせるサインでもあります。
- 妊娠:妊娠初期には、黄体ホルモンの分泌が増えて、おりものが多くなります。また、おりものは白っぽくて粘度が高くなります。このようなおりものは、胎児を感染症から守る役割があります。
- 性交渉:性交渉後には、男性の精液や潤滑剤などが膣内に残って、おりものと混ざって白い浮遊物になることがあります。また、性交渉によって膣内のpHバランスが変わって、おりものの性質が変化することもあります。
- 感染症:膣内に細菌やカンジダなどが繁殖して感染症にかかると、おりものが異常に増えたり、色や臭いが変わったりします。特にカンジダ感染症では、カッテージチーズ状の白い塊状のおりものが出ることがあります。
白いおりものは病気のサイン?
白いおりもの自体は、正常な生理現象であり、正常なおりものであることが多いですが、以下のような場合は注意が必要です。
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- 量や色や臭いが急激に変わった
- かゆみや痛みや腫れなどを伴う
- 出血や発熱などを伴う
これらの場合は、カンジダ症や細菌性膣炎などの感染症や子宮頸癌などの重篤な病気の可能性がありますので、早めに婦人科を受診してください。
改善するにはどうすればいい?
お風呂の白い浮遊物が正常なおりものである場合は、特に心配する必要はありません。
以下のようなことに注意して、おりものの環境を整えるようにしましょう。
- 下着は綿などの通気性の良い素材を選ぶ
- おりものシートやナプキンをこまめに交換する
- 洗濯時には漂白剤や柔軟剤を避ける
- 膣内洗浄やデオドラントなどを使わない
- 性交渉後には膣内を洗うか拭く
- 食生活や睡眠などの生活習慣を見直す
これらの対策は、おりものの量や質を正常に保つだけでなく、感染症などの予防にも効果的です。
万が一、おりものが異常であると感じた場合は、病気や感染の原因によって、適切な治療法が異なりますので、自己判断せず、婦人科や皮膚科などの専門医に相談しましょう。
まとめ
お風呂の白い浮遊物の多くは、皮脂や角質などの汚れです。
おりものが固まったものであることもありますが、通常は正常な生理現象です。
日常生活でおりものケアをすることで、お風呂の白い浮遊物を減らすことができます。
しかし、白いおりものが異常である場合は、病気や感染を疑う必要があります。
おりものの状態をチェックして、不安や症状がある場合は、受診しましょう。