毎年12月初め頃に、流行語大賞が発表されますよね。
これって誰が決めてるの?ってずっと不思議に思っていました。
その年の流行語って人それぞれ浮かぶものはいくつかあると思いますが、毎年多くの人が納得するその1年を表した流行語が大賞になっていますよね。
また、ネット流行語大賞やケータイ流行語大賞などもありますが、それぞれ決めているのは誰なのでしょうか?
今回は、流行語大賞について誰がどのように決めているのか?ということについて調べたことシェアします!
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流行語大賞を決めているのは誰?
流行語大賞と呼ばれていますが、正式な名前は「ユーキャン新語・流行語大賞」と言います。
名前にユーキャンが入ったのは2004年からで、ユーキャンがスポンサーになったことが理由です。
「現代用語の基礎知識」という辞書の読者に対してアンケートをとり、アンケートでノミネートされた中から「新語・流行語大賞選考委員会」の人たちによってトップ10と大賞が選ばれるという仕組みになっています。
なので、誰か一人が独断で決めているというわけではなく、一般の人達の意見が取り入れられつつ、最終的には選考委員会の人達が決定するということですね。
では、この選考委員会にはどんな人がいるのでしょうか?
流行語大賞選考委員会2023は誰?
選考委員会には7人おり、毎年ではありませんが時代によって人が変わったりします。
現在の選考委員会の6名は、
・金田一秀穂(杏林大学教授)
・辛酸なめこ(漫画家・コラムニスト)
・室井滋(女優・エッセイスト)
・やくみつる(漫画家)
・パトリック・ハーラン(パックンマックン、お笑い芸人)
・大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)
以上の方々で構成されています。
最終的に決めるのはこの6名なので、6名の好みによって結果が大きく変わりそうですが、6名ともそれぞれジャンルが異なっているので結果が偏らない工夫はされていますね。
「多くの人の目や耳、口をにぎわせた言葉」というのが選考のポイントなのだそうです。
関連ページ>>今年の漢字は誰が決める?
流行語大賞2023候補一覧と流行語歴代一覧
※クリックすると拡大します
ちなみに2023年大賞は「アレ」でした。
流行語大賞2023はいつ発表される?
近年は12月の第1週目に授賞式が開催されています。
2023年の授賞式がわかり次第、情報更新します。
関連ページ>>今年の漢字いつ発表される?
ネット流行語大賞は誰が決める?
先ほどの流行語大賞とは別で、ネット流行語大賞というものもあります。
こちらは、インターネット上で1年の間に流行した言葉を決めるものです。
2007年から始まったもので、「2ちゃんねる」の会員による投票で流行語が決められます。
なので、先ほどのユーキャンの流行語大賞とは仕組みが少し違っていて、全て一般の人の投票により決定されるということになります。
ケータイ流行語大賞は誰が決めている?
ケータイ流行語大賞、正式には「女子中高生ケータイ流行語大賞」というものもありましたが、こちらは2012年を最後に現在は実施されていません。。。
こちらは、女子中高生と女子高校生の間で流行した言葉を決めるものでした。
先ほどのネット流行語大賞に、2009年からピーネストが運営に協力し始めたことで作られたもので、ピーネストが運営する携帯電話向けの無料ホームページ作成サイトのユーザーである女子中高生に対してアンケート調査を行い、「ケータイ流行語大賞」を決定していました。
ノミネート語や大賞の発表はネット流行語と同時に行われていました。
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このケータイ流行語大賞が実施されなくなってからは女子中高生を対象とした流行語大賞は、女子大生社長の椎木里佳さんが代表を務める株式会社AMFが行っている「JC・JK流行語大賞」や、株式会社マイナビが運営しているマイナビティーンズで行っている「ティーンが選ぶトレンドランキング」などがあります。
JCJK流行語大賞は誰が決める?
JC・JK流行語大賞は、株式会社AMFの「JCJK調査隊」というメンバーがアンケートを行って決めています。
JCJK調査隊のメンバーは総勢50名もおり、全員が現役の女子中高生ということでリアルな女子中高生の意見が取り入れられやすいと思います。
JC・JK流行語大賞は、ヒト・モノ・アプリ・コトバの4つの部門に分かれてそれぞれ順位が発表される仕組みになっています。
JCJK流行語大賞2023は?
2023年のJCJK流行語大賞は実施されていないようです。
2022年のJCJK流行語大賞
2021年のJCJK流行語大賞
2020年のJCJK流行語大賞
2019のJCJK流行語大賞
ティーンが選ぶトレンドランキングは誰が決める?
そして株式会社マイナビのティーンが選ぶトレンドランキングは、「マイナビティーンズ」のメンバーがフリーアンサーで出したワードの中からJK編集部の人たちが4つの部門ごとに30項目を選びます。
その中から、「マイナビティーンズ」の会員に対して複数選択式のアンケートを実施してランキングを決定しています。
マイナビティーンズの会員は13歳から19歳の女性で、回答数は2019年上半期の場合517名でした。
そもそも「マイナビティーンズ」や「JK編集部」とは何なのかというと、「マイナビティーンズ」は10代の女の子向けの無料サイトで、会員登録すれば試写会やコスメなどが当たる抽選に応募することが出来ます。
そしてJK編集部とは、マイナビティーンズの会員に向けた企画を考えたりする人たちのことです。
「ティーンが選ぶトレンドランキング」の場合は、ヒト・モノ・コト・コトバの4つの部門に分かれてそれぞれ10位から1位までを発表するという風になっています。
ティーンが選ぶトレンドランキング2023発表
2023年ティーンが選ぶトレンドランキングはこちらで発表されています。
2022年ティーンが選ぶトレンドランキングはこちらで発表されています。
2021年ティーンが選ぶトレンドランキングはこちらで発表されています。
2020年ティーンが選ぶトレンドランキングはこちらで発表されています。
2019年ティーンが選ぶトレンドランキングはこちらで発表されています。
流行語大賞に選ばれたらどうなる?
ちなみに、流行語大賞に選ばれたら何か貰えるのかな?と思ったのですが、特に賞品などはないのだそうです。
ネット流行語大賞やJK・JC流行語大賞なども同様に、特に賞品などはありません。
ですが、選ばれることで多くの人の印象に残りますし、話題にもなりますよね。
これがきっかけでメディアに取り上げられる機会が増えることもあるかもしれません。
まとめ
「ユーキャン新語・流行語大賞」の場合は、まず「現代用語の基礎知識」の読者に対してアンケートをとり、その中から新語・流行語大賞選考委員会の7名が決定しているということでした。
ネット流行語大賞の場合は、ネット上の投票によって決められており、女子中高生ケータイ流行語大賞はホームページ会員の女子中高生に対してアンケートをとって決定していました。
女子中高生(10代の女性)を対象とした流行語大賞としては、現在では「JC・JK流行語大賞」や「ティーンが選ぶトレンドランキング」などが行われており、リアルな女子中高生がアンケートを行うなどしていることで、よりリアルな結果になりそうですね。