寒くなってきたこの時期、
通勤の時などカイロは必需品なので、
1日1個はカイロのゴミが出てしまいます。
このカイロ、どうやって捨てるか迷うのは私だけ?
なんとなく、
そのままゴミ箱に入れていいのかも心配ですし、
燃えるゴミなのか
燃えないゴミなのか
どうかも微妙なものですよね。
また、実はカイロには使用期限があるのですが、
使用期限が過ぎてしまったカイロの処分方法は
使用済みのカイロと異なるのでしょうか?
そこで今回は、
使い捨てカイロの捨て方、
そして使用期限が過ぎたカイロの捨て方についてご紹介します。
ちなみに、使い終わったカイロを再利用出来る方法もあるので、
それも合わせてご紹介します。
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カイロの捨て方の前に分別は?
まず、使い捨てカイロは何ゴミとして捨てれば良いのか?
ということについてです。
これは、使い捨てカイロに限らず、全てのゴミがそうなのですが、分別の基準は自治体によって様々です。
なので、自治体によっては使い捨てカイロを燃えるゴミとしているところもあれば、燃えないゴミとしているところもあるということになります。
自治体によって分別が異なる理由は、それぞれの自治体が持っているゴミを処分する設備が違うからということが考えられます。
よって、一言で使い捨てカイロは燃えるゴミだとも燃えないゴミだとも言い切れないです。
東京都内でも23区でそれぞれ異なっており、世田谷区や渋谷区などその他18区では不燃ごみ、または燃やさないゴミ。
港区では金属類に分類されるので不燃ごみ。
品川区や新宿区などその他4区では金属・ガラス・陶器ゴミ。
という風に分類されています。
同じ都内でもこれだけ違いがあります。
その他の例をご紹介すると、
愛知県の名古屋市では不燃ごみ
大阪府の大阪市では普通ゴミ
福岡県の福岡市では燃えないゴミ
熊本県の熊本市では燃やすごみ
というようになっています。
詳しくごみの分別方法などを知りたい時は、それぞれの自治体のホームページや電話でも確認することが可能です。
使い捨てカイロが発火する危険も安全な捨て方とは
分別方法が自治体によって異なるとのことなので、捨て方についてもそれぞれの自治体で確認するのが一番かとは思いますが、使い捨てカイロは必ず熱が完全に冷めてから捨てるようにしましょう。
まだカイロが発熱している状態で捨ててしまうと、他のごみから発生しているガスに反応して発火する危険性があったり、生ごみなどの水分が付くとカイロが熱くなる可能性もあると言われています。
鉄粉の酸化が完全に終わって、しっかり冷たくなったことを確認してから捨てるようにしましょう。
使用期限が過ぎているものでも放熱しきってから捨てる
使い捨てカイロには使用期限が記載されているので、場合によっては未使用のまま捨てるということになるかもしれません。
その際も、カイロを開けて放熱しきって完全に冷めてから捨てるようにしましょう。
色々な自治体のカイロの捨て方を見ていても、使用済みなのか未使用なのかということについて書いている自治体はほとんどないのですが、静岡県の浜松市など一部の自治体では未使用のカイロの捨て方について書かれていました。
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そこでも、未使用の場合でも封を開けて熱が完全に冷めてから捨てるように書かれています。
場合によっては発火の危険性もあるからだと思われます。
というか、
使用期限が過ぎたカイロでも使用することが可能なので捨てる必要はないと思います。
通常よりも温度が低かったり、発熱の持続時間が短くなるという可能性はありますが、そこまで気にならなければ使用可能です。
使用期限が過ぎているとなると、危険なのでは?と思いましたが、使用期限が過ぎているからと言って発火したりということはないみたいです。
使い捨てカイロの再利用方法!
最後に、使い捨てカイロを再利用出来る方法についてご紹介します。
使い捨てカイロは、その名の通り「使い捨て」なので、一度発熱しきってしまうと、もう一度暖かくなることがありません。
カイロは、中に入っている鉄粉が錆びることで発熱するという仕組みです。なので、完全に錆びて発熱しきったものはもう発熱しません。
よって、残念ながらカイロとして再利用することは不可能なのですが、その他の用途で再利用することは可能です!
カイロが消臭剤に!
カイロには活性炭という成分も入っているのですが、これは脱臭剤にも使われる成分です。
そして、錆びた鉄粉は「酸化鉄」というのですが、これにも臭いを取ってくれる効果があると言われています。
冬はブーツを履く機会も多いと思うので、臭いに関しては気になるところですよね。
帰宅して、脱いだブーツや靴などに冷めたカイロをさっと入れておき、翌朝出して捨てるだけで消臭することが出来ます。
カイロが乾燥剤に!
鉄粉は、空気中の水分と反応する時に水分を奪う効果もあると言われています。
つまり、少しですが除湿の効果もあるということです。
脱臭の効果もあり、少しでも除湿の効果もあるということで、臭いや湿気が気になる靴箱やクローゼットにいくつか置いておくと効果が得られそうです。
カイロの中身は肥料にも!
カイロには「バーミキュライト」という成分も入っているのですが、これは土壌改良用の肥料にも使われるものだそうです。
鉄分が含まれる土で野菜を育てると、野菜の栄養が増すとも言われています。
なので、使い終わったカイロの中の鉄粉をガーデニングの土に混ぜることで草やお花が元気になる効果が期待出来ます!
ただし、カイロに含まれる塩分は土にとって害があるもので、「塩害」を引き起こすこともあるみたいです。
少しであればそこまで気にする必要はないみたいですが、心配であれば念のため、混ぜる前にひと手間加えて塩分を取り除きましょう。
使い捨てカイロから塩を取り除く
まず、使い捨てカイロの中の鉄粉を水と混ぜて、しばらく放置します。
次に、コーヒーフィルターなどのろ紙を使って、先ほどの鉄粉と水を混ぜたものを、鉄粉と水に分けます。
これだけで、塩分が水に溶け出すので塩分を取り除くことが出来ます。
まとめ
使い捨てカイロの分別や捨て方に関しては、自治体によって違いがあるとのことでした。
なので、住んでいる自治体のホームページなどでそれぞれ確認が必須です!それぞれの自治体に合わせて分別をしましょう。
ただ、捨てる際の注意点はどこでも共通で、きちんと使い切ってから熱が冷めたことを確認してから捨てるようにしましょう!
また、再利用方法もいくつかご紹介したので、捨てる前にぜひ試してみて下さい。